医学界新聞

2024.12.27

第1位

[連載]ピットフォールにハマらないER診療の勘どころ(22)高カリウム血症を制するための4つのMission(徳竹雅之)
thumbnail
ガイドラインや重要な研究に沿って高K血症治療における最新のアプローチを解説します。ポイントは,「今何を目標に治療しているか」を明確にすることです。4つのMissionに分けて治療を確認します。
https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2024/3557_05

第2位

新年号特集・認知症と共に生きる [カラー解説]認知症と社会をめぐる歴史的変遷(粟田主一)
thumbnail
認知症と社会をめぐる歴史は,認知症を生きる人々へのまなざしを通してさまざまに変遷してきた。本稿では,そのような社会のまなざしと社会政策の変遷を概観しながら,「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」(以下,認知症基本法)が制定された今日までの歴史をたどる。
https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2024/3547_02

第3位

[対談]精神科の症状は心が張ったバリア機能なのかもしれない(中村創,西将希)
thumbnail
精神科の病気は目に見えないため理解しにくい面があるが,実は疾患ごとに患者さんの内部で起きていることや経験していることは大きく異なる。この違いを理解し,その人の中で起きていることがわかると,どう接し,どうかかわるとその人にとって助けになるのかが初めて見えてくる。 このたび,精神科看護師としての臨床経験20年,精神看護専門看護師でもある中村創氏が,『そうだったのか! 精神科の病気』(医学書院)を上梓した。本書では,精神科の主要な9疾患の核心を解説した上で,患者さんと身近に接してきた中村氏ならではの経験談,そして支援のコツと根拠が示されている。 臨床で働きながら当事者のリカバリーに着眼してきた西将希氏と共に,本書の臨床での活用方法を紹介してもらった。
https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2024/3555_01

第4位

[対談]研究という営みを再考する(西村ユミ,小熊英二)
thumbnail
看護師を含む医療職は,臨床で働きながら研究者として論文を書くことを求められることが少なくないです。一方で,論文とは何か,引いては研究とはどういった営みなのかについてクリアな見通しを持たないまま研究に勤しんでいる方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。小熊英二著『基礎からわかる論文の書き方』(講談社)は,実際的な論文の書き方にとどまらず,研究とは何か,学問とは何かを明快に伝える好著です。本紙では,長く看護研究に従事しながら多くの学生の研究指導を行ってきた西村氏と小熊氏による対談を企画。学問という営みを鳥瞰的に眺めることで,研究に臨む医療者が自身の立つ場所を改めて確認できる内容をめざしました。
https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2024/3563_02

第5位

[座談会]対話から始まる看護管理者育成(保田江美,熊谷雅美,村田由香)
thumbnail
看護管理者のなり手がいない,次世代を体系的に育成できていない――。中小規模病院における看護管理者育成では,手本となるキャリアモデルが少ないことや,看護管理者がプレイヤーとしての役割も担うためスタッフ育成が二の次になってしまうことなどの課題がある。大規模病院よりも少ない人員,資源で,看護管理者をどう育成していくのか。看護チームのチームワークやリーダーシップ,ならびに中小企業の人材育成に関する研究を行う保田氏を司会に,大規模病院での看護部長等を経て現在は中小規模病院で看護部長を務める熊谷氏,人材育成を主要研究テーマとし,中堅看護師対象のリーダーシップ研修も行う村田氏が意見を交わした。
https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2024/3564_01

第6位

[寄稿]「この発表にCOIはありません」で済ませていませんか?(南郷栄秀)
thumbnail
患者の健康と安全を最優先に考え職務を遂行することが医師の使命である。しかし,医療の現場や研究活動において企業や外部組織とのかかわりが増える中,利益相反(Conflict of Interest:COI)は避けて通れない問題となっている。医療の信頼性や透明性を揺るがす可能性のあるCOIについては,医師一人ひとりがその重要性を理解し,適切に対処することが求められる。最近の学会発表では,タイトルスライドに続いて「本発表にCOIはありません」「演者に開示すべきCOI関係となる企業等はありません」などと掲げるのがお決まりになりつつあるが,発表時間を惜しむあまり,一瞬サブリミナル的に表示するだけで次のスライドに移ってしまう演者もよく見かける。もはや広く知られるようになったCOIであるが,その開示のあるべき姿について,今一度本稿で考えたい。
https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2024/3564_04

第7位

[連載]看護・介護する人の腰痛ゼロをめざして 腰痛予防と緩和のためのセルフケア(1)患者に安全な医療を提供するうえで,身体は資本!(関恵子)
thumbnail
ほとんどの看護・介護従事者が経験する腰痛問題は,医療安全・離職防止の観点からも深刻な問題であり,以前より労働衛生上の課題と言われています。臨床現場では鎮痛薬の服用やコルセットの着用で腰痛に耐えながら患者さんのケアを最優先している方も多くいます1)。しかし,腰痛を予防する方法はいまだ確立されていません。筆者は,腰痛予防だけでなく症状緩和の手法を確立することも急務であると考え,看護師,助産師,あん摩マッサージ指圧師,はり師,きゅう師の資格を有していることを生かして,腰痛に苦しむ看護従事者の声を聞き,腰痛予防・緩和ケアの研究をしています。本連載では,看護師の腰痛問題の現状と,腰痛予防・改善に向けたこれまでの取り組みや,臨床現場で明日から実践できる腰痛予防・緩和ケアについてご紹介します。
https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2024/3563_08
広告

第8位

[対談]健康と自殺から考える予防的介入(玉手慎太郎,末木新)
thumbnail
平常時からの「予防的なかかわり」が前提とされる点で共通する,公衆衛生と自殺。個人の自由の尊重を基本的な価値とみなす現代社会において,予防的介入が無制限に許容されることはない。本紙では,公衆衛生倫理を専門とする倫理学者の玉手氏,自殺や自殺予防を専門に研究する心理学者の末木氏による対談を企画。ヘルスケアや自殺を考える際に生じる葛藤やもやもや感について,広く議論した。
https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2024/3564_03

第9位

[座談会]生涯スポーツとして楽しむパラスポーツ(高岡徹,和田恵美子,滝澤幸孝)
thumbnail
パラスポーツの本当の魅力は,障がいのある方が社会参加して誰かとつながれること――。パラスポーツは運動継続のモチベーションになるだけでなく,毎日の楽しみにもなり得ます。今夏の仏パリでのパラリンピック開催を控えたいま,アスリートレベルではなくレクリエーションレベルのパラスポーツの可能性に焦点を当てるべく,本紙ではパラスポーツセンターとの連携を行う高岡氏,パラスポーツ医の資格を取得し週末には障がいのある方とアーチェリーを楽しむ和田氏,パラスポーツ振興・推進に取り組む日本パラスポーツ協会の滝澤氏の3氏による座談会を企画した。障がいのある方にとっての身体的・社会的側面から見たパラスポーツの魅力と,医療者ができるかかわりについて考えました。
https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2024/3563_03

第10位

[対談]専門職論から考える自律した専門職としての看護師(朝倉京子,丸山和昭)
thumbnail
看護師の専門性はどこにあるのか――。たびたび俎上に載る話題であるものの,一定の答えを得ることの難しい問いでもある。本紙では,看護職の専門性を研究テーマとする朝倉京子氏,専門職論を専門とする教育社会学者の丸山和昭氏による対談を企画。専門職論における知見のプールを道具立てに,専門職としての看護師にこれまでにない角度から光を当てた。
https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2024/3550_01

第11位

[寄稿]暮らしているだけで健康になるまちづくり(井手一茂)
thumbnail
暮らしているだけで健康になるまち――。そんなまちは存在するのだろうか? 人間の行動や健康には,本人の自覚や努力のみならず,個人を取り巻くさまざまな環境要因が関係しているというエビデンスが徐々に蓄積されてきている。本稿では,まず,暮らしているだけで健康になるまちづくりの根幹をなす“ゼロ次予防”の重要性と科学的根拠について,われわれが取り組む日本老年学的評価研究(Japan Gerontological Evaluation Study:JAGES)の知見より概説する。その上で,暮らしているだけで健康で活動的になるコミュニティ(Well Active Community::WACo)に関する千葉大学予防医学センターの取り組みを紹介する。
https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2024/3554_03

第12位

[座談会]リハビリテーションにおける医科歯科連携(若林秀隆,栗原正紀,糸田昌隆,白石愛)
thumbnail
リハビリテーション,栄養管理,口腔管理――。三者を一体的に実施することで,患者のADL等予後の改善につながることが明らかになってきた。エビデンスの蓄積に加えて,リハビリテーションの医科歯科連携に取り組んできた医療者からの要請等を受け,2024年度診療報酬改定においてリハビリテーション患者に対する口腔機能管理料等での点数加算が新設された。本紙では,医科歯科連携に長年取り組んできた4氏による座談会を企画。連携の必要性や実践上の課題など,広く議論を行った。
https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2024/3554_01

第13位

[連載]スライド作成のABC(8)ポスター発表の作り方(柿崎真沙子)
thumbnail
学会発表には口頭発表とポスター発表があります。口頭発表と同様に,ポスターもパワーポイントなどのスライド作成ソフトを使って作られる方が多いのではないでしょうか。私もポスターの作成にはパワーポイントを使っています。一方で,ポスター発表が口頭発表と異なるのは,スライドを1枚ずつ送りながら話すのではなく,1枚のポスターを前に説明したり質疑に対応したりするという点です。基本的な作り方は共通している部分もありますが,ポスター作りならではの注意点もあります。
https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2024/3557_04

第14位

[対談]ジェネラリストであるということ(藤沼康樹,岩浪悟)
thumbnail
現代日本のプライマリ・ケア医は,医学的な知識・経験だけではハンドリングの難しい問題に直面することが増えています。そこで本紙では,新刊『「卓越したジェネラリスト診療」入門――複雑困難な時代を生き抜く臨床医のメソッド』(医学書院)にて,複雑困難な健康問題に深くアプローチする“新たな医師像”を提示する藤沼氏,総合病院の救急・総合診療科で働く傍ら,地域のクリニックでの外来診療,在宅医療まで幅広く患者を診る岩浪氏による対談を企画。ジェネラリストとして患者にかかわることの諸相を探りました。
https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2024/3562_01

第15位

[座談会]手技ってどう学ぶ? どう教える?(大塚篤司,坂本壮,山本健人)
thumbnail
「いまだに苦手に感じる手技があります」。こう語るのは,不安を抱きながらも上級医の見よう見まねで手技を覚えていくしかなかった研修医時代の体験に基づき,書籍『皮膚科手技大全』(医学書院)を編集した大塚篤司氏。同書はベテラン皮膚科医が編み出した正しい「型」を紹介することで,手技習得に励む若手医師の理解度を深められるよう工夫されています。今回は同書の発刊を記念し,手技を行う機会の多い救急領域,外科領域から,それぞれ坂本壮氏,山本健人氏に参画していただき,手技教育にまつわるあれこれをお話ししてもらいました。
https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2024/3563_01

開く

医学書院IDの登録設定により、
更新通知をメールで受け取れます。

医学界新聞公式SNS

  • Facebook