医学界新聞

2025.12.26

第1位

[対談]大学病院が直面する危機(相良博典,大鳥精司)
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報道でもたびたび取り上げられてきた,国立大学病院の経営難による存続危機。国立・私立を問わず大学病院全体に目を向けても同様の状況を呈しており,早急な対応策が求められています。日本の医療の未来を左右するこの問題の現状と打開策について,国立大学病院長会議会長の大鳥氏と,全国医学部長病院長会議会長の相良氏が議論しました。
https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2025/3571_01

第2位

[寄稿]VExUS:輸液耐性が注目される今だからこそ一歩先のPOCUSを(柴﨑俊一)
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POCUSの延長線上にあるエコー技術であり,集中治療や心不全,腎不全などの領域で有用性が報告され始めているVExUS(Venous Excess Ultrasound)の概要をわかりやすく解説します。
https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2025/3573_04

第3位

[対談]適切な「行動指導」で意欲は後からついてくる(金間大介,相撲佐希子)
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初めから想いや感情をベースにした指導をするのではなく,まずは具体的な行動を指示することで若者から抵抗なく受け入れられ,その積み重ねがやがて成長実感につながる――。
日々看護学生を育成する相撲氏と,近年の若者心理についてモチベーション論の視点から研究する金間氏による対談で,価値観に隔たりのある世代間のコミュニケーションを円滑に運ぶヒントを探ります。

https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2025/3576_01

第4位

[座談会]多様化する医師のキャリアプラン(後藤匡啓,三澤園子,矢吹拓,鎌形博展)
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医療機関の経営危機が相次いで取り沙汰される中,将来を案じる若手医師の声が日に日に増している。これからの医師はどのような未来をたどることになるのだろうか。本座談会では,大学病院・市中病院・開業・企業への就職など,さまざまな医師のキャリアパスを紹介しつつ,苦悩や葛藤を抱えながら自ら道を切り拓いてきた医師たちのリアルを紹介したい。彼らの等身大の言葉から,あなたらしい未来を築くヒントが見つかるはずだ。
https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2025/3574_02

第5位

[寄稿]子どもの自殺の動向と対策(長沢崇)
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日本では1 週間に約10 人の小中高生が自殺しており,その数は今もなお増加傾向にあります。本稿では深刻な社会問題である子どもの自殺の現状を確認し,大人1人ひとりができること,そして医療が果たすべき役割を考えました。
https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2025/3573_05

第6位

[対談]#SNS時代の医療機関サバイブ 鍵を握る広報戦略にどう向き合うべきか(町田詩織,岸拓弥)
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病院・学会・研究機関など,あらゆる医療機関が「公式アカウント」を開設するようになり,SNSは個人の発信ツールだけでなく広報の手段としての顔も持つようになりました。集患・採用といった経営的観点からも医療機関にとっての広報活動の価値が増す今,SNS活用を含めた広報戦略を見つめ直す意義が高まっています。 総合病院の広報担当者であり『医学界新聞プラス』でSNSを用いた広報戦略に関する連載を執筆していた町田氏と学会の情報広報部会長を務める岸氏の対談を通じ,医療機関が生き残るための広報戦略の視点を探りました。
https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2025/3574_01

第7位

[対談]AIの進化は医学・科学研究を,そして人類をどこへ導くのか(髙橋恒一,紺野大地)
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AIが自ら仮説を立て,科学研究を全自動で進める――。かつてSFの世界だった光景が,今や現実のものとなりつつある。2029年頃にはAGI(Artificial General Intelligence:汎用人工知能)が登場するだろうと予測する髙橋氏と,脳神経科学の視点からAIと人類の融合を探究する気鋭の研究者の紺野氏が,AIの進化が医学・科学研究にもたらす未来を議論した。
https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2025/3575_01
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第8位

[寄稿]発達障害の特性がある学生・新人をサポートし,共に働く教育づくり(川上ちひろ)
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医療者教育の現場では,発達障害の特性が見られる学習者への対応に悩む教育者は少なくない。診断の有無にかかわらず,学習上の困難は誰にでも起こり得ることを前提に,個々の困りごとに応じた柔軟な支援が求められている。本インタビューでは,『学生や新人が「発達障害かもしれない」と感じたら』(医学書院)を上梓した川上ちひろ氏に,学習者の多様性が広がる中で教育者が大切にすべき視点や支援方法について話を聞いた。
https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2025/3576_04

第9位

[対談]意思決定支援ツールOOVLを看護の実践に生かす(内橋恵,青山ヒフミ)
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疾患を抱えた人々は,治療法や療養の場所など,多くの困難な選択,意思決定を迫られることになります。看護師には伴走者としての役割が求められますが,膨大な日常臨床業務を行いながらの意思決定支援は,決して容易ではありません。今回紹介する意思決定支援ツールOOVLは,必要な要素が概観できる表を作成することで選択を助ける,シンプルで汎用性が高いツールです。事例検討をベースとしたOOVL研究会を定期的に開催する内橋氏,青山氏の対談から,その有用性を探ります。
https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2025/3572_02

第10位

[寄稿]“19番目の専門医”,「総合診療医」の仕事とは?(天野雅之)
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“19番目の専門医”である総合診療医は,日常の健康管理から診断困難例,複雑事例,地域活動に至るまで多様な健康問題を扱います。診療の段階を「問題設定」「問題解決」の二つに分けて整理することで,広大な総合診療医の仕事を可視化・言語化します。
https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2025/3577_04

第11位

[寄稿]入院時重症患者対応メディエーターの役割(林美恵子)
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重症患者家族への支援は,家族だけでなく医療者をも支えます。 
急性期の患者家族ケアにおいて,救命から看取りまでどのステージにおいても患者および家族ケアを実施できる救急看護師がメディエーターとして活躍することの効果をまとめます。 

https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2025/3571_05

第12位

[新年号特集]医薬品開発の未来を展望する
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医薬品開発に関して,どう舵を取るべきなのか。日本はいま,岐路に立っている。サイエンスの進歩に伴う創薬モダリティの変化に対して立ち遅れた日本で,国内発の新薬を世に出していくにはどうすればいいのか。同時に,そもそも国内発の新薬は必要なのかとの問いも立ち上がる。他方,海外発の新薬については,日本への導入が遅れる,ないしは導入がなされないドラッグ・ラグ/ロスの問題も看過できない状況だ。検討課題が山積する中,2024年には厚生労働省,経済産業省,文部科学省,内閣府の共同で「創薬エコシステムサミット」が開催されるなど,省を横断した国を挙げての取り組みがなされている。医薬品開発にかかわる多様なステークホルダーの見解に耳を傾けることで,これから日本が歩んでいくことになる道筋を考えたい。
https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2025/3569_01

第13位

[対談]誰かをケアするということ(小川公代,東畑開人)
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英文学者の小川公代氏が,難病を抱える母親の介護についてつづった『ゆっくり歩く』。そこでは,ゆっくり歩けない娘がゆっくりしか歩けない母のスピードに合わせることの難しさが,数多くのエピソードを重ねながら語られている。本対談では,臨床心理士の東畑開人氏を迎え,「誰かをケアするということ」をテーマに話してもらった。二人の対話から見えてきたのは,ケアとは対象となる相手だけでなく自分自身をも作り変えていく営みであり,そこでは物語が大きな役割を果たすことだ。
https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2025/3580_02

第14位

[座談会]がん薬剤師外来で実現する,薬剤師だからこそ担える役割(川上 和宜,坂田 幸雄,小澤 有輝,葉山 達也)
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2024年6月に新設されたがん薬物療法体制充実加算(100点)は,医師の診察前に薬剤師が患者と面談する「がん薬剤師外来」の実施が算定条件とされています。しかし,副作用の評価や処方提案といった外来業務になじみのある薬剤師はまだ少数でしょう。本座談会では,がん薬剤師外来の立ち上げを経験し,現在も日々外来業務に従事する4氏に,各施設での経験や,外来を軌道に乗せるための工夫についてお話しいただきました。
https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2025/3571_02

第15位

[対談]看護におけるコンフリクト・マネジメント(鈴木有香,松浦正子)
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臨床現場にはさまざまな職種の医療職に加えて患者・家族といった背景の異なるステークホルダーが存在しており,また近年,働き方・国籍などの多様化が進んでいます。そのため人と人との衝突,コンフリクトをマネジメントするスキルが,看護管理者にはいっそう求められるようになっています。本紙では,長く管理者として臨床で働きながら,多様性とコンフリクトをキーワードに研究・発信を続けてきた松浦氏,コンフリクト・マネジメント,ダイバーシティ&インクルージョンを専門とし,大学での教育・社会人研修に従事する鈴木氏の対談を企画。コンフリクトの効果的なマネジメント方法を考えました。
https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2025/3577_02

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