医学界新聞

新年号特集

2025.01.14 医学界新聞:第3569号より

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医薬品開発に関して,どう舵を取るべきなのか。日本はいま,岐路に立っている。サイエンスの進歩に伴う創薬モダリティの変化に対して立ち遅れた日本で,国内発の新薬を世に出していくにはどうすればいいのか。同時に,そもそも国内発の新薬は必要なのかとの問いも立ち上がる。他方,海外発の新薬については,日本への導入が遅れる,ないしは導入がなされないドラッグ・ラグ/ロスの問題も看過できない状況だ。検討課題が山積する中,2024年には厚生労働省,経済産業省,文部科学省,内閣府の共同で「創薬エコシステムサミット」が開催されるなど,省を横断した国を挙げての取り組みがなされている。医薬品開発にかかわる多様なステークホルダーの見解に耳を傾けることで,これから日本が歩んでいくことになる道筋を考えたい。

[寄稿]カラー解説 創薬における日本の現状と国際動向(土井 俊彦)

[対談・座談会]国民に最新の医薬品を届けるために(藤原 康弘,城 克文,上野 裕明,山本 晴子)

[寄稿]医薬品開発の未来を担うスタートアップ・エコシステム/米国バイオテク市場の近況(渡部 俊也,布施 紳一郎)

[インタビュー]患者当事者に聞く,薬のこと(桜井 なおみ)

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