連載
レジデントのための患者安全エッセンス
経験が浅いにもかかわらず医師としての責任が重くのしかかる研修医にとって,「安全な医療を提供し,なおかつ,いかに自分自身の身を守るか」は至上命題です。本連載では,現場で患者安全を実装するための,より具体的・実践的な技法を伝えていきます。
栗原 健(くりはら・まさる)氏 名古屋大学医学部附属病院患者安全推進部
2015年日医大卒業後,同愛記念病院で初期研修,浦添総合病院で内科後期研修を修了する。米ミシガン大へ留学中に医療の質・患者安全の領域の重要性を意識するようになり,帰国後は浦添総合病院でホスピタリスト部門の立ち上げに携わる傍ら,最高質安全責任者CQSOプロジェクトを修了。名大病院患者安全推進部を経た後,厚労省に入省し,医療安全施策を担当する。23年より現職。4月より本紙で開始される連載「レジデントのための患者安全エッセンス」では編集を務める。