医学界新聞


応用倫理学入門 科学技術に伴う諸問題を考える

再生医療,生殖医療,遺伝子操作といった科学技術によって,人々の生活や健康,命の在り方は大きく変わりつつあります。そうした技術は人間に恩恵を与えると同時に,倫理的問題ももたらすものです。本連載では,科学技術がもたらす倫理的問題を深く考えるうえで必要な考え方・基礎知識・思考法などをお伝えします。

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広島大学大学院人間社会科学研究科 特定教授

京大大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。専門は倫理学,応用倫理学。2014年京大iPS細胞研究所(CiRA)特定研究員,19年同大高等研究院ヒト生物学高等研究拠点特定助教,22年広島大大学院人間社会科学研究科准教授等を経て,24年より現職。20年に第2回CiRA奨励賞を受賞する。主著『命をどこまで操作してよいか――応用倫理学講義』(慶應義塾大学出版会)は,21年に第16回日本医学哲学・倫理学会学会賞を受賞した。

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