医学界新聞

連載

2012.09.17

PHOTO LETTER

04：薬剤耐性結核が深刻化するアルメニア

武力紛争，天災，貧困など
苦境に立つ人々に医療を提供する国境なき医師団。
その活動地域は，世界60か国にも及ぶ。
このコーナーでは，各地域から届いた活動の便りを紹介する。

文・写真＝国境なき医師団日本

（2990号よりつづく）

結核感染率の高いアルメニアでは薬剤耐性結核が深刻化。治療可能な医療機関が限られる同国において，今春，国境なき医師団（MSF）は治療プログラムの拡大に踏み切った。最長2年にもわたって行われる副作用の強い治療を支えるために，MSFは医療のみならず，生活・心理面の支援も行っている。写真は現地で薬剤耐性結核の患者を訪問治療するMSFの医師。

（つづく）

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