医学界新聞

2007.02.05

 

第22回「緒方富雄賞」を今井宣子氏ら受賞


 2006年11月17日,第22回(平成18年度)「緒方富雄賞」贈呈式が東京都豊島区のかんぽヘルスプラザ東京にて開催され,今井宣子(阪大病院),奥村伸生(信州大医学部保健学科),杉山弘(昭和大病院)の3氏が受賞した。

 同賞は,日本臨床検査同学院(理事長=伊藤機一氏)の主催により,1985年に臨床検査技術者の各種認定試験(一級/二級臨床検査士・緊急検査士)制度発足30周年を記念して,認定試験制度の創設者である緒方富雄初代院長(東大名誉教授)の名を冠して創設された。臨床検査技師または衛生検査技師を対象に,臨床検査医学への貢献を表彰するもの。

 贈呈式に合わせ,同学院「功労者」として石井暢(昭和大名誉教授),丹羽正治(東海大名誉教授),下杉彰男(元日本臨床衛生検査技師会会長)の3氏が表彰された。また,現場の指導者に取得が推奨されるも合格困難で知られる「一級臨床検査士」の本年度認定者の小野由可(三井記念病院),富樫真弓(昭和大藤が丘病院),中村揚介(昭和大病院)の3氏も前後して登壇し,臨床検査界の発展を象徴する式典となった。

 なお2007年春には,受験者より多くの要望が寄せられていた『二級臨床検査士・緊急臨床検査士資格認定試験問題集2002-2006年版』が医学書院から発行される予定である。

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