注意深く,大事に持ち帰ります 医療廃棄物入れさん(鶴岡優子)
連載
2014.02.03
(前回からつづく)
在宅医療の現場にはいろいろな物語りが交錯している。患者を主人公に,同居家族や親戚,医療・介護スタッフ,近隣住民などが脇役となり,ザイタクは劇場になる。筆者もザイタク劇場の脇役のひとりであるが,往診鞄に特別な関心を持ち全国の医療機関を訪ね歩いている。往診鞄の中を覗き道具を見つめていると,道具(モノ)も何かを語っているようだ。今回の主役は「医療廃棄物入れ」さん。さあ,何と語っているのだろうか?
往診鞄のこちらが定位置 私のふたが開いてしまう事故は今までありませんが,念のため,こちらのポケットには私だけが入るようにしています。医療機関に帰ってくると,黄色のバイオハザードマークのついた四角い頑丈な容器に中身は移され,専門業者の回収を待ちます。 |
私は,在宅医療で出て
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