医学界新聞

2007.08.27

 

第41回フローレンス・ナイチンゲール記章授与式開催


 さる7月9日,第41回フローレンス・ナイチンゲール記章授与式が,東京プリンスホテル(東京都港区)にて,日本赤十字社名誉総裁の皇后陛下,同名誉副総裁の秋篠宮妃殿下,常陸宮妃殿下,高円宮妃殿下がご臨席され執り行われた。

 ナイチンゲール記章は看護師が受ける最高の名誉であり,ナイチンゲール女史の生誕100周年を記念して1920年に第1回の記章が授与された。以来,2年に1度,世界中の功績顕著な看護師に授与されている。第34回の授与からは,男性も受章対象となり,受章資格として公衆衛生と看護教育の分野における貢献も追加された。今回新たに35名が受章,受章者総数は1309名となった。日本からは志田蝶氏(日赤看護師同方会秋田県支部長),松木光子氏(日赤北海道看護大名誉学長),川嶋みどり氏(日赤看護大)の3名が受賞し,日本人受章者総数は100名となった。

 授与式では,皇后陛下が3名の受賞者の胸に記章をお付けになり,受章者へ「このたびの受賞を心からお祝いいたします」とのおことばとともに,「受章者の皆さまが,苦しむ人々の助けとなるべく培われた看護に対する真摯な態度が,これからも日本の看護に受け継がれていくことを切に願います」と述べられた。

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