- HOME
- 医学界新聞プラス
- 医学界新聞プラス記事一覧
- 2025年
- 医学界新聞プラス [第14回]ライブ配信をやってみよう――Instagram Live
医学界新聞プラス
[第14回]ライブ配信をやってみよう――Instagram Live
SNSで差をつけろ! 医療機関のための「新」広報戦略
連載 町田詩織
2025.03.21
ライブ配信はメリットだらけ
これまではSNSの効果的な運用に不可欠な要素をご紹介してきました。今回はさらに一歩進んで,Instagram Live(以下,インスタライブ)に挑戦してみましょう。
インスタライブは,Instagramのライブ配信機能(テレビにおける生放送のようなもの)です。ストーリーズの回(第10回)で説明したように,Instagramではフォロワーとの双方向コミュニケーションが重要です。この点,ライブ配信は視聴者との双方向コミュニケーションが長時間にわたり可能でありファン化にもつながりやすく,まさに打ってつけの機能と言えます。
さらに,ユーザーが長時間滞在するコンテンツとしてInstagramのアルゴリズムからも優遇される傾向があるほか,ライブ開始時にはフォロワーへの通知,ライブ中はホーム画面上部でアイコンが一番左に表示されるなど(図1),露出を増やす効果もあります。
このようにライブ配信にはメリットが多く,本来は+αの存在ではなく,ストーリーズやリールと同等に重要な機能です。病院SNSにおいてライブ配信は実施のハードルが高いことも事実ですが、病院アカウントが多数存在する中で埋もれずに差別化を図るには,他のアカウントがまだ挑戦していないことに積極的に取り組んでいく必要もあります。インスタライブは,そのための有効な手段の一つとなるでしょう。
ここからは,インスタライブ始め方と運用方法を説明していきたいと思います。
インスタライブの始め方
用意するもの
インスタライブを始めるために,大がかりな機材は必要ありません。スマートフォンと安定した通信環境があれば始められます。接続には安定したWi-Fi設備を推奨します。通信環境が不安定だと画像の乱れや音声遅延につながり,離脱の原因になるので注意しましょう。
音声が小さく聞き取りにくいことも離脱の原因になるため,ピンマイクもあったほうが良いでしょう。スマートフォンのみでは声が反響して聞き取りにくくなってしまう場合があります。また,インスタライブの映像は画面上では思った以上に暗く映ります。照明を用意できれば理想的です。
配信内容
何を話したらいいのかわからない人が多いと思いますが,ライブ配信は雑談を主とした内容で問題ないと言われており,それほど構えなくても大丈夫です。ただし,フォロワーに時間を費やして参加してもらうからには,投稿と同様に有益な情報が得られるという点は欠かせません。
開催時間
開催時間は,ターゲットに合わせて決定します。一般的に,ターゲットが学生の場合は平日午後9時以降,働いている方の場合は土日,働いていない方の場合は平日午前10時が良いといわれています。開催日時を決めたらストーリーズ等で事前告知し,フォロワーに参加を促します。
配信前の準備
スマートフォンをセットし,角度,明るさ,音声等に問題が無いか接続テストを実施します。リハーサルを事前に実施できれば安心して本番を迎えることができます。台本を用意して読み上げるようにするとライブの良さが半減してしまうため,カンペ程度に留めたほうが良いでしょう。
配信中の留意点
配信中は,ライブ配信の特徴を生かし視聴者に声をかけて双方向コミュニケーションを心がけます。途中参加の人も多いため,途中から入った人にも何の話をしているのかわかる工夫をすると離脱を防げます。視聴者からのコメントには丁寧に反応しましょう。ライブ中のコメントはアーカイブに残らないので,全て読み上げるようにします。
参加者の数はリアルタイムに画面に表示されます。特にライブを始めたばかりの頃は驚くほど人が来ないのが一般的...
この記事はログインすると全文を読むことができます。
医学書院IDをお持ちでない方は医学書院IDを取得(無料)ください。

町田 詩織(まちだ・しほり)氏 湘南藤沢徳洲会病院マーケティング課 主任
製薬会社MR,フリーランスを経て,2013年湘南藤沢徳洲会病院に入職する。マーケティング課で広報誌を担当後,21年2月に同課責任者に就任。24年4月より現職。21年6月から職員採用を目的に開始したInstagramは開始3年間でフォロワー数1万人超えを達成。看護師,研修医,薬剤師などの採用に成功。病院広報アワード2023SNS部門最優秀賞受賞。医療従事者向けの雑誌記事の執筆,院内外での勉強会講師,メディア施策等で幅広く活動中。
X ID:まっちー@病院広報(@MACHY_pr )
タグキーワード
いま話題の記事
-
医学界新聞プラス
[第4回]喉の痛みに効く(感じがしやすい)! 桔梗湯を活用した簡単漢方うがい術
<<ジェネラリストBOOKS>>『診療ハック——知って得する臨床スキル 125』より連載 2025.04.24
-
VExUS:輸液耐性が注目される今だからこそ一歩先のPOCUSを
寄稿 2025.05.13
-
医学界新聞プラス
[第13回]外科の基本術式を押さえよう――腸吻合編
外科研修のトリセツ連載 2025.05.05
-
医学界新聞プラス
[第2回]糸結びの型を覚えよう!
外科研修のトリセツ連載 2024.12.02
-
寄稿 2024.10.08
最新の記事
-
2026.01.13
-
新年号特集 免疫の謎を解き明かす カラー解説
マウスとヒトの知見が交差する免疫学寄稿 2026.01.13
-
新年号特集 免疫の謎を解き明かす
ノーベル生理学・医学賞 受賞記念インタビュー
制御性T細胞が問いかける,自己と非自己の境界線対談・座談会 2026.01.13
-
新年号特集 免疫の謎を解き明かす
ヒト免疫の解明は医療に何をもたらすのか対談・座談会 2026.01.13
-
新年号特集 免疫の謎を解き明かす
臨床免疫学が迎えるパラダイムシフトインタビュー 2026.01.13
開く
医学書院IDの登録設定により、
更新通知をメールで受け取れます。