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アニメーションで学ぶ心エコー

連載 松永圭司

2024.10.23

第1回では,心エコー図検査を理解するために重要な「解剖のイメージ」に関して説明しました。第2回ではいよいよ心エコー図の断面について解説していきます。

これまで研修医の先生方に教えてきた経験から想像するに,「まずはイメージしやすいviewから覚える」という点が心エコー図を読み解くための近道だと考えています。そのため今回は,「短軸像」の中でもイメージしやすいviewだけをまず取り上げました。今回の範囲をKagawa Cardiac Communityの学生さんに教えた印象では大動脈弁レベルの理解が難しそうでしたので,そのあたりを理解しやすくなるよう特に重点的に動画を作りこんでいます。

実は,これらのviewはST上昇型心筋梗塞の部位推定,心室期外収縮の起源推定などの心電図判読の際にも役に立つと個人的には考えています。動画を一度視聴しただけでの理解は難しいかもしれませんが,心エコー図と心電図の両方の勉強になると思って動画を視聴してもらえるとうれしいです。

わからなければ動画をcheck!
・心臓を“自分の手”(連載第1回参照)に見立てた時に,代表的なviewがどう対応するかをイメージできますか?

・短軸像において大動脈弁がどこに対応するかをイメージできますか?

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