目標に向かって任務を果たすチーム採血さん(鶴岡優子)
連載
2010.05.17
在宅医療モノ語り
【第2話】
語り手:
目標に向かって任務を果たすチーム採血さん
鶴岡優子
(つるかめ診療所)
(前回からつづく)
在宅医療の現場にはいろいろな物語りが交錯している。患者を主人公に,同居家族や親戚,医療・介護スタッフ,近隣住民などが脇役となり,ザイタクは劇場になる。筆者もザイタク劇場の脇役のひとりであるが,往診鞄に特別な関心を持ち全国の医療機関を訪ね歩いている。往診鞄の中を覗き道具を見つめていると,道具(モノ)も何かを語っているようだ。今回の主役は「チーム採血」さん。さあ,何と語っているのだろうか?
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チーム採血と,その任務後の姿 チーム採血の中には,何種類かの針とシリンジ,検査スピッツ,駆血帯,アルコール綿などが入っている。採血が終わると,医療廃棄物,検体,一般ゴミとして別々の道を歩む。 |
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