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臨床看護
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【現代語訳】呉秀三・樫田五郎精神病者私宅監置の実況
呉秀三は、明治・大正の時代に精神病者監護法で定められていた精神病者の私宅監置義務を廃し、患者が精神病院において医療を受けられるための、新しい法制度を作ろうとした人物である。政治家を動かすために、呉秀三が作成した調査報告書が本書である。日本各地の座敷牢の実態をなまなましい姿で伝える本書は、民俗学、社会学的にも貴重な歴史的資料でもある。90年以上前に作成された旧漢字・カタカナ文による文章を現代語訳し、現代の私たちが難なく読めるようにした。精神科医療関係者や図書館等には、ご購読をお勧めしたい。
定価 3,080円 (税込)
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弱いロボット
ゴミを見つけるけれど拾えない、雑談はするけれど何を言っているかわからない――そんな不思議な「引き算のロボット」を作り続けるロボット学者がいる。彼の眼には、挨拶をしたり、おしゃべりをしたり、歩いたりの「なにげない行為」に潜む“奇跡”が見える。他力本願なロボットを通して、日常生活動作を規定している「賭けと受け」の関係を明るみに出し、ケアをすることの意味を深いところで肯定してくれる異色作! *「ケアをひらく」は株式会社医学書院の登録商標です。
定価 2,200円 (税込)
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駐在保健婦の時代 1942-1997
「地域に根ざした保健実践」の象徴として知られる駐在保健婦制度。本書は、高知県駐在保健婦を祖母にもつ若き歴史・民俗学者が成し遂げた圧倒的なオーラル・ヒストリーである。保健婦というユニークな存在に注目することによって「権力 vs. 民衆」という旧来の歴史図式に風穴を開けるとともに、専門誌や手記などの見過ごされがちな文書資料と、共感あふれる聞き書きによって、「地域をまるごと支えた人たち」の姿を今に蘇らせる。 ●新聞で紹介されました! 《受胎調節指導の時は、説得力があるよう老け作りをした、など興味ふかい話が目白押し。》-出久根達郎(作家) (『朝日新聞』2012年9月23日 書評欄・BOOK.asahi.comより) 《「駐在保健婦が見た戦後 地域医療を支えた存在、聞き取りで往時の生活探る」……こうした研究の成果を、このほど『駐在保健婦の時代』(医学書院)という本にまとめた。……彼女たちの活動は今後の日本の医療、福祉、保険衛生を考える上で参考になると思う。各地域に住民全員の健康や生活習慣を知る保健婦がいれば、幅広い問題に対応できる可能性がある。東日本大震災では住民の安否確認に保健師が大きな役割を果たしたとも聞く。》-木村哲也(本書著者) (『日本経済新聞』2012年9月20日 文化欄より)
定価 3,080円 (税込)
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アセスメントとケアが変わる褥瘡エコー診断入門
褥瘡のエコー診断についてまとめた、本邦初の本格的な実践書。エコー機器が小型化・高性能化するなか、DTI、ポケットの正確な評価など、褥瘡診療の分野でのエコーの活用に注目が集まっている。本書では、先進的に褥瘡エコー診断を行なっている著者らの実践事例とノウハウを紹介する。
定価 4,180円 (税込)
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ソローニュの森
本書の舞台は、思想家フェリックス・ガタリが終生関わったことで知られるラ・ボルド精神病院。写真家・田村尚子氏の震える眼は、この伝説の病院に流れる「緩やかな時間と曖昧な日常」を掬い出します。 医療と生活の境界を大胆に横断して注目を集める「シリーズ ケアをひらく」は、今回、田村氏の視線に注目しました。ルポやドキュメンタリーとは一線を画した、ページをめくる喜びに満ちた刮目の写真集です。 *「ケアをひらく」は株式会社医学書院の登録商標です。
定価 2,860円 (税込)
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看護学生のための薬理学ワークブック
『≪系統看護学講座≫薬理学』に対応したワークブック。目次は教科書に沿って配置され、各章は「穴埋め形式の参考書部分」と「演習問題」で構成されている。「参考書部分」は、教科書で学んだ内容を自分でもう一度調べて書き込むことで知識の定着へと結びつく。また「演習問題」には、看護師国家試験形式の問題を配したことで国家試験対策としても役立つ。解答は別冊。
定価 1,760円 (税込)
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医療ソーシャルワーカーの力患者と歩む専門職
医療ソーシャルワーカー(MSW)が医療の現場(主に病院など)でどのような働きをしているのか、現場からの実践報告書。医療関係者だけでなく、行政や地域の人々とも連携して患者・家族を支えるMSWの力が臨場感溢れるタッチで表されている。患者が自分らしい生活を取り戻すためには、治療だけでなく、生活を支援するMSWの力が必要であることが分かる本。月刊誌『病院』に6年間以上にわたって好評連載中の「医療ソーシャルワーカーの働きを検証する」の単行本化。
定価 2,750円 (税込)
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がんサバイバー医学・心理・社会的アプローチでがん治療を結いなおす
がんと診断された日を患者もその家族も忘れることはない-「がんサバイバー」とはがんを克服した人だけを指すのではない。がんと診断された時から人はサバイバーとなり、一生サバイバーであり続ける。診断・治療時、再発監視時、完治後の各々に異なるニーズとケアを理解し、可能な限り高い質で生きていけるようサバイバーを支援するにはどうすればよいか。医療者が知っておくべき医療・心理・社会的支援の知識を解説。
定価 4,400円 (税込)
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M-Test経絡と動きでつかむ症候へのアプローチ
M-Testとは、「動き」の分析によって痛みなどの症候の原因を探り、医療職者であれば誰でも治療すべき経絡を容易に、迅速に、的確に判断し、診断・治療につなげることができる方法である。西洋医学の方法論だけでは見えてこない病気の側面を観察することで、EBMとNBMの橋渡しとなる治療を実現できるM-Testのすべてがわかる1冊。鍼灸師のみならず医師、理学療法士、看護師などにもお勧めしたい。臨床にすぐに役立つ別冊付録付。
定価 3,960円 (税込)
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自分を支える心の技法対人関係を変える9つのレッスン
仕事や友人・家族関係のなかで生じるストレスの多くは、突き詰めれば“対人関係”に行き着く。気鋭の精神科医・名越康文が病院勤務時の経験とその後の研鑽のなかで培ってきた、対人関係・セルフコントロールに役立つ心理的技法をコンパクトにまとめた1冊。医療看護などの対人援助職はもちろん、「人と人とが交わる現場」で生きるすべての人に贈る9つのレッスン。 ●各界から賞賛のコメントが! ■内田樹氏(思想家) 「怒りに甘い日本文化」のところで胸を衝かれました。 (以下、本書からの引用) 「ブログやツイッターの炎上、あるいは口論などをみてもそうです。文脈を超えて、過剰に怒っている人のほうが支持を得る、ということが往々にして起きる。冷静な議論よりも、怒っている人、感情的な人のほうが場の空気を支配してしまう傾向がある。 この背景にはやはり、僕らが文化的に、解離的なあり方を好んできたし、許容してきたということがあるんだと思います。ある種の”トラウマ”を抱えている(ようにみえる)人が、抑圧された感情を爆発させる。そうした『解離的な怒り』を僕らの文化はもてはやしてきた部分があり、現実社会でも力を持つに至っています。」(引用おわり、本書56頁より)なぜ自分が怒っているのかわからない人の怒りを前にすると、私たちは無力になる。 ほんとにそうだよな、と中空を見上げてしまいました。 名越先生、お教え、ありがとうございます! ■岩田健太郎氏(神戸大学病院医師) 対人関係の要諦は、自分の「怒り」にかかっている。 他者を他者として認めること。謙虚であること。 本を読むという「他者の言葉の傾聴」行為を通して、 対人関係の要諦を学ぶことができる。 ■平川克美氏(リナックスカフェ代表取締役、『俺に似たひと』著者) 怒りにも悩みにも根拠がある。しかしひとはそれを取り違える。 本当の根拠を知ったとき、怒りも悩みも消えている。 こんなことを教えてくれる一家に一冊の救助本。 ■甲野善紀氏(武術研究家) 「優越感も怒りの一種」という著者の指摘に、 あらためて「怒りとは何か」という考察を深めざるを得なくなった。 自分のものでありながら、容易に制御しづらい自分の心、 その心を何らかの方法を介して、いかに乗りこなすかを、本書は説いている。 ■twitterより 名越先生の新刊読了。 私のために書いたんじゃないか? と思うけどそんなわけはないので、 日本人だか地球人だか女性だか都会人だか、 とにかく私と似たような属性の人が 多く抱える問題なのでありましょう。
定価 1,540円 (税込)