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[第7回]心肥大のキホン
アニメーションで学ぶ心エコー
連載 松永圭司
2025.03.26
心肥大は,心臓の壁に圧力の負荷がかかることで壁が分厚くなる病態です。重要なポイントは,心臓が外側に拡大するのではなく,内側に肥厚するため,胸部X線検査では変化をとらえにくいことです。確実な検出には心エコー検査が必須であり,それ以前の段階では血圧測定や心電図など一般的な検査が心エコー検査時の手がかりとなります。
また大動脈弁狭窄症も同様に,心室には圧負荷がかかっている病態ですが,初期は心臓の壁が内側に向けて厚くなるため,胸部X線検査では拡大が認められないことや,弁膜症の影響で血圧が正常範囲のようにみえることもあります。このような場合には聴診(心雑音)などの古典的な身体所見が重要な手がかりとなります。
血圧,聴診,心電図などから病態を疑い心エコー検査につなげる,これが醍醐味ですので,ぜひそ...
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松永 圭司(まつなが・けいじ)氏 香川大学医学部附属病院抗加齢血管内科 助教
京大薬学部製薬化学科(当時)を1999年に卒業し薬剤師免許を取得後,2002年に香川大医学部医学科へ入学する。08年に卒業後,同大病院にて初期研修に励み,循環器内科医の道へ。香川県立白鳥病院循環器内科等を経て,20年より現職。香川県内の多職種連携をめざす「かがわ心不全療養指導士ネットワーク」や,香川大医学部の学生を対象とした循環器疾患啓発サークルである「Kagawa Cardiac Community」の設立に携わる。学生時代に苦手としていた解剖学を猛勉強し,心電図・心エコーの判読に生かす方法を日々模索している。日本不整脈心電学会が実施する心電図検定で2023年に心電図マイスター取得。
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