- HOME
- 医学界新聞プラス
- 医学界新聞プラス記事一覧
- 2025年
- 医学界新聞プラス [第6回]左室駆出率のキホン
医学界新聞プラス
[第6回]左室駆出率のキホン
アニメーションで学ぶ心エコー
連載 松永圭司
2025.02.26
今回取り扱うのは左室駆出率(LVEF)です。右心機能や拡張能を直接反映していないなど,厳密には心臓の機能全てを代表しているわけではありませんが,多職種が連携して患者さんのケアに当たる際には必須の評価項目となっています。NYHA分類が心不全患者さんの自覚症状を医療従事者間で共有するための「共通言語」だとすれば,LVEFは心臓の機能を医療従事者間で共有するための「共通指標」と言えるでしょう。
特に近年では,HFrEF(駆出率の低下した心不全)やHFpEF(駆出率の保たれた心不全)など,LVEFに基づいた分類によって最適な治療方針が異なることが明らかになってきています。心エコー検査でのLVEF測定は非侵襲的で繰り返し評価が可能なため,その重要性は今後ますます高まるはずです。
今回はLVEF測定に当たっての実際のイメージをつかんでいただくことに重点を置いて動画...
この記事はログインすると全文を読むことができます。
医学書院IDをお持ちでない方は医学書院IDを取得(無料)ください。
タグキーワード
いま話題の記事
-
医学界新聞プラス
[第1回]心エコーレポートの見方をざっくり教えてください
『循環器病棟の業務が全然わからないので、うし先生に聞いてみた。』より連載 2024.04.26
-
医学界新聞プラス
[第3回]冠動脈造影でLADとLCX の区別がつきません……
『医学界新聞プラス 循環器病棟の業務が全然わからないので、うし先生に聞いてみた。』より連載 2024.05.10
-
医学界新聞プラス
[第1回]ビタミンB1は救急外来でいつ,誰に,どれだけ投与するのか?
『救急外来,ここだけの話』より連載 2021.06.25
-
医学界新聞プラス
[第2回]アセトアミノフェン経口製剤(カロナールⓇ)は 空腹時に服薬することが可能か?
『医薬品情報のひきだし』より連載 2022.08.05
-
対談・座談会 2025.03.11
最新の記事
-
対談・座談会 2025.04.08
-
対談・座談会 2025.04.08
-
腹痛診療アップデート
「急性腹症診療ガイドライン2025」をひもとく対談・座談会 2025.04.08
-
野木真将氏に聞く
国際水準の医師育成をめざす認証評価
ACGME-I認証を取得した亀田総合病院の歩みインタビュー 2025.04.08
-
能登半島地震による被災者の口腔への影響と,地域で連携した「食べる」支援の継続
寄稿 2025.04.08
開く
医学書院IDの登録設定により、
更新通知をメールで受け取れます。