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[第5回]下大静脈エコーのキホン
アニメーションで学ぶ心エコー
連載 松永圭司
2025.01.22
下大静脈(IVC)エコーは,自発呼吸と人工呼吸の影響を受ける点,また体格差による個人差がある点などの限界はありつつも,循環血液量を評価できる優れたベッドサイドツールです。右肋骨弓下からプローブを当てると容易にIVCを描出でき,患者への負担もほとんどありません。特に同一患者の経時的な変化の追跡に優れています。
近年では,肝静脈,門脈,腎静脈の血流パターンをIVC径と組み合わせて全身の臓器うっ血を評価する方法としても注目されています。そこで研修医の先生方だけでなく,心不全診療にかかわるメディカルスタッフの方にもイメージを共有していただきたいと考え,動画を作成しました。
今回の動画が心不全患者さんのエコー所...
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松永 圭司(まつなが・けいじ)氏 香川大学医学部附属病院抗加齢血管内科 助教
京大薬学部製薬化学科(当時)を1999年に卒業し薬剤師免許を取得後,2002年に香川大医学部医学科へ入学する。08年に卒業後,同大病院にて初期研修に励み,循環器内科医の道へ。香川県立白鳥病院循環器内科等を経て,20年より現職。香川県内の多職種連携をめざす「かがわ心不全療養指導士ネットワーク」や,香川大医学部の学生を対象とした循環器疾患啓発サークルである「Kagawa Cardiac Community」の設立に携わる。学生時代に苦手としていた解剖学を猛勉強し,心電図・心エコーの判読に生かす方法を日々模索している。日本不整脈心電学会が実施する心電図検定で2023年に心電図マイスター取得。
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