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[第2回]自施設に合ったSNSを選ぼう(前編)
SNSで差をつけろ! 医療機関のための「新」広報戦略
連載 町田詩織
2024.10.04
SNSの利用は個人にとどまらず,「認知度向上」や「顧客獲得」のために企業も活用することが一般的になってきました。この流れは医療業界も例外ではなく,SNSアカウントを立ち上げる病院が急増しています。しかし,アカウントは作ったもののうまく運用できない,そもそも手を出せないという施設が多いのではないでしょうか。
本連載では,病院の広報担当としてInstagramアカウント(@fujisawatokushukai)の立ち上げからフォロワー獲得,いわゆる“バズ”の創出など数々の経験をしてきた町田氏が,SNSの効果的な運用のために押さえておくべきポイントとコツを紹介します。
日本で利用率の高い6大SNS
SNSは病院においても応募・入職者を増やすための有力な手段になるというお話を連載第1回でしました。
ひとくちにSNSといっても多くの種類があり,それぞれが異なる特徴を持ちます。日本国内ではInstagram・X(Twitter)・TikTok ・YouTube・Facebook・LINEの利用率が高く,6大SNSと言われています(表)。このほかにも,Threads・BeReal. ・Pinterest・LinkedInなどなど,選択肢はたくさんありますが,ここでは主に6大SNSについて考察していきます。
ズバリ「1つやるなら,どれが良いの?」が知りたいかもしれませんが,「絶対的にこれ!」というSNSは存在しません。それぞれに特性があるため,ユーザー層・機能・仕様の違いを理解し,自施設の目的や体制に合わせて選択する必要があります。
ミッション(理念)の違いを理解する
SNSにはそれぞれ「ミッション(理念)」があり,ミッションに沿ったアルゴリズムが組まれています。SNSを効果的に活用するためには,これらの理解が欠かせません(アルゴリズムについては別の回で触れます)。
まずは,「ミッション(理念)」について考察していきたいと思います。
Instagram
Instagramのミッションは「大切な人や大好きなこととあなたを近づける」であり,相互接触によりファンを作りやすいプラットフォームです。Meta社CEOのマーク・ザッカーバーグ氏は平和的なコミュニケーションを好む傾向にあり,他のSNSと比較して炎上につながる可能性は低い一方で,拡散力も緩やかなものになります。
X(Twitter)
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