医学界新聞

2020.04.27



医学書院主催「看護管理者のための診療報酬改定セミナー」開催


 医学書院は2020年3月28日に,「患者・地域から選ばれる病院をめざす! 看護管理者のための診療報酬改定セミナー」を開催した。講師は宇都宮宏子氏(在宅ケア移行支援研究所宇都宮宏子オフィス),長英一郎氏(東日本税理士法人)が務めた。新型コロナウイルス感染拡大の影響から,オンライン限定での開催となったが,看護管理者,訪問看護師など全国から約160人が聴講した。

 病院組織を取り巻く環境が厳しさを増す中,患者や地域の医療機関から選ばれる病院になるためには,新設された目先の診療報酬に対応するだけでなく,中長期的視点で患者の益を最大限に尊重する医療・ケアを選択し,包括的に実践することが求められる。セミナーではこの視点のもと,午前は長氏が「2020年診療報酬改定への対応と具体的な選択」をテーマに,午後は宇都宮氏が「地域包括ケア時代に求められる“面倒見のいい病院”って何?――あなたの病院の看護師は,看護できていますか?」をテーマにレクチャーを行った。その後,「ウェブ参加型ワークショップ」として,在宅移行(入退院)支援,意思決定支援,地域包括ケアを切り口に,事前・当日に参加者から寄せられたリアルな課題・質問に対して,2人の講師がライブ形式で対話をしながら解決策を考察した。

 オンラインによる開催ではあったものの,講師の語り掛ける力と,リアルタイムのチャットやウェブアンケート機能の活用により,インタラクティブな学び合いの機会となった。本セミナーは,終了後のアーカイブ視聴も可能なシステムで,参加者から好評の声が相次いだ。

写真 講師を務めた宇都宮宏子氏(左)と長英一郎氏

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