第26回総合リハビリテーション賞決定
2018.11.05
第26回総合リハビリテーション賞決定
第26回総合リハビリテーション賞の贈呈式が9月26日,医学書院(東京都文京区)にて行われた。本賞は,『総合リハビリテーション』誌編集顧問の上田敏氏が東大を退官する際(1993年)に金原一郎記念医学医療振興財団に寄付した基金を原資として発足。今回は2017年発行の『総合リハビリテーション』誌に掲載された投稿論文25編を選考対象とし,最も優れた論文に贈られた。
河野健一氏 |
『総合リハビリテーション』誌編集委員を代表して藤谷順子氏(国立国際医療研究センター)は,「一度天井効果が見られた研究を踏まえ,詳細な検討を再度2年にわたって行い成果をまとめたことに,心から敬意を表する」と講評した。受賞のあいさつで河野氏は,目の前の透析患者に対するリハビリテーションに有用な研究データが不足している実情を述べた。また,教員の立場から,臨床に当たりながら研究を行える人材の不足を憂慮し,「表彰される機会のある環境に感謝しながら,教育・臨床・研究を頑張りたい」と抱負を語った。
『総合リハビリテーション』誌では2018年にも,同年に掲載された投稿論文から第27回総合リハビリテーション賞を選定する。同賞の詳細については,『総合リハビリテーション』誌投稿規定を参照されたい。
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