医学界新聞

2012.11.26

第20回総合リハビリテーション賞決定


外山慶一氏
 第20回総合リハビリテーション賞の授賞式が9月26日,医学書院(東京都文京区)にて行われた。今回は,外山慶一氏(鹿児島大病院霧島リハビリテーションセンター)他「神経筋電気刺激療法(neuromuscular electrical stimulation;NMES)による嚥下機能改善へ向けた舌骨と喉頭運動の検討」〔総合リハビリテーション.2011;39(10):977-85〕が受賞した。

 本賞は,『総合リハビリテーション』誌編集顧問の上田敏氏が東大を退官される折(1993年)に金原一郎記念医学医療振興財団に寄付された基金を原資として発足。今回は,2011年発行の『総合リハビリテーション』第39巻に掲載された投稿論文50篇を選考対象とし,最も優れた論文に贈られた。

 外山氏らの論文は,嚥下機能に対する高電圧パルス電流を用いた神経筋電気刺激療法(NMES)の有用性を検討したもの。氏らは,健常成人男性16例を対象に,NEMSによって舌骨と喉頭の運動を促すことの有効性と安...

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