第105回医師国家試験合格者発表
2011.04.04
第105回医師国家試験合格者発表
7686人の医師が新たに誕生
■第105回医師国家試験合格者発表
さる3月18日,厚労省より第105回医師国家試験(2月12-14日実施)の合格者が発表された。受験者数8611人(前回に比べて164人増)に対し,7686人が合格し(同148人増),合格率は89.3%となった。合格発表は,厚労省のウェブサイトのほか,厚労省と全国9か所の地方厚生局・地方厚生支局で行われ,東北地方太平洋沖地震による影響はみられなかった。
女性受験者の高い合格率は変わらず
合格者の男女別内訳は男性5187人(67.5%),女性2499人(32.5%)。男女別の合格率では男性の88.0%に対し,女性は91.9%という結果で,女性受験者の高い合格率は今年度も維持された。
また,新卒・既卒別の合格率でみると,新卒者の合格率は昨年と比べ0.2%減の92.6%。一方,既卒者の合格率は7.8%増の60.2%となり,昨年を大きく上回る結果となった。
第105回医師国家試験学校別合格者状況 |
医師国家試験の回数別合格者数の推移 |
医師国家試験男女別合格者数等の推移 |
試験問題の出題傾向と受験生の印象
試験内容に関して,試験関係者によれば例年と出題傾向に大きな変更はないとのこと。しかし,取材に応じた合格者からは,過去の試験と比べ,「診断における最後の判断を問うような設問が多かった」「現場の医師には当たり前なのかもしれないが,医学生の自分には判断に困る設問が多かった」という声も聞かれた。医療現場で求められる思考力を問う設問が多かったという印象を受験生には与えたようだ。
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バドミントン仲間,5人そろって合格です!!=東京・厚労省にて |
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