医学界新聞

2010.08.09

第44回日本作業療法学会開催


 第44回日本作業療法学会が,佐藤善久学会長(東北福祉大)のもと,6月11日-13日,仙台国際センター(仙台市)他にて開催された。今学会のメインテーマは「輝きをもって生きることの再考――作業療法士の専門性の再確認と新たな可能性の創造」。本紙では多数のプログラムのなかから,学会長講演と,作業療法士の今後進むべき方向が示された鼎談のもようをお届けする。


作業療法士の“輝き”再考

佐藤善久学会長
 メインテーマがタイトルに冠された学会長講演では,佐藤氏が,対象者の人生の輝きを取り戻すことが作業療法の役割であると同時に,作業療法士自身もいきいきと輝いてほしいという思いを込めたテーマであることを強調した。そして,各自が探究心,創造的態度と国際性を備えた作業療法士となり,作業療法の価値が社会的に認知されるために,戦略が必要な時代にきていると呼びかけた。

作業療法の発展と成長,そして未来へ

 鼎談「作業療法のこれまでと将来に向けて――将来,作業療法士がいっそう輝くために」では,日本作業療法士協会長である中村春基氏(兵庫県立総合リハビリテーションセンター)の司会のもと,3人の...

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