第23回日本脳死・脳蘇生学会開催
2010.08.02
第23回日本脳死・脳蘇生学会開催
| シンポジウムのもよう |
◆日本発のエビデンス構築をめざして
シンポジウムの前半では,蘇生に関する多施設共同研究の最新情報について,3氏が報告。蘇生後の意識障害の治療法として脳低温療法の有効性が報告されるなか,武田吉正氏(岡山大)らは,従来行われてきた全身冷却よりも早期に脳温を低下できると考えられる蘇生時咽頭冷却の多施設臨床研究を行っている。来院120分後の鼓膜温がコントロール群に比べ1.3℃有意に下がったこと,蘇生後の重篤な合併症が咽頭冷却群で少ない傾向にあったことなど,これまでの研究結果を提示した。
坂本哲也氏(帝京大)は,SAVE-J(心肺停止患者に対する心肺補助装置等を用いた高度救命処置の効果と費用に関する多施設共同研究)について紹介。SAVE-Jは来院時心肺停止症例に対して,経皮的心肺補助装置(PCPS)を利用した心肺蘇生がアウトカムを改善することを,前向き比較対照観...
この記事はログインすると全文を読むことができます。
医学書院IDをお持ちでない方は医学書院IDを取得(無料)ください。
いま話題の記事
-
厳しさや大量の課題は本当に必要か?
教育現場の「当たり前」を問い直す対談・座談会 2025.12.09
-
対談・座談会 2025.12.09
-
看護のアジェンダ
[第251回(最終回)] 『透析を止めた日』をめぐって――看護職の省察連載 2025.12.09
-
医学界新聞プラス
[第1回]心エコーレポートの見方をざっくり教えてください
『循環器病棟の業務が全然わからないので、うし先生に聞いてみた。』より連載 2024.04.26
-
対談・座談会 2025.12.09
最新の記事
-
厳しさや大量の課題は本当に必要か?
教育現場の「当たり前」を問い直す対談・座談会 2025.12.09
-
対談・座談会 2025.12.09
-
対談・座談会 2025.12.09
-
インタビュー 2025.12.09
-
ロボット,AIとARが拓く看護・在宅ケア
安全はテクノロジーに,安心は人に寄稿 2025.12.09
開く
医学書院IDの登録設定により、
更新通知をメールで受け取れます。