医学界新聞

2010.02.22

次の10年に向けての課題が明確に

第11回腹臥位療法推進研究会の研究と実践の報告セミナー開催


腹臥位療法用の寝具・枕も開発されており,そのデモンストレーションも行われた。
 今回で11回目を迎える,聖ルカ・ライフサイエンス研究所主催「腹臥位療法推進研究会の研究と実践の報告セミナー」が2009年12月12日,聖路加看護大学1階講堂(東京都中央区)にて開催された。参加者は看護師,医師,理学・作業療法士や一般市民など約200人。

 腹臥位療法は,京大医学部を卒業後,米国マウント・サイナイ医科大学で老年内科を学んだ故並河正晃氏が帰国後日本の超高齢社会の到来を見越し,寝たきり廃用症候を予防・軽減・治癒させる方法としてそのメカニズムを解明し,有効性を提唱したことで知られている。自らうつぶせ寝を実践し,その効用を実感していた日野原重明氏(聖路加国際病院)がこの考え方に共鳴。同療法に早くから着目し,その有効性を看護の立場から実証しようとしていた川島みどり氏(日赤看護大),フランスで神経内科学・リハビリテーションを学び,有働式腹臥...

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