医学界新聞


令和元年度AMED再生医療公開シンポジウムの話題から

2020.03.02



iPSを用いた最先端治療,低価格化に挑む
令和元年度AMED再生医療公開シンポジウムの話題から


特別講演の演者として登壇した山中氏
 令和元年度AMED再生医療公開シンポジウムが2月5日,TKPガーデンシティ品川(東京都港区)にて開催された。本紙では,京大iPS細胞研究所所長の山中伸弥氏による特別講演「iPS細胞 進捗と今後の展望」の模様を報告する。

 「医学研究における成功の定義にパラダイムシフトを起こす必要がある」。講演冒頭にこう主張した山中氏は,従来,医学研究のゴールとされてきた「画期的な治療法の開発」の先を見据え,これからは「画期的な治療法を“低価格”で提供すること」が重要であると述べた。...

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