第39回日本看護科学学会開催
2019.12.16
第39回日本看護科学学会開催
会長の石垣和子氏 |
本紙では,150編を超える国際的な論文にかかわり,50億円以上の研究費を獲得してきた米イリノイ大看護学部教授のArdith Doorenbos氏と,日本から研究成果を長年世界に発信し続けている真田弘美氏(東京大大学院)が講師を務めた教育講演「看護研究と実践・教育の環境づくり」(座長=公立小松大・北岡和代氏,慶大・深堀浩樹氏)の模様を報告する。
日本の看護研究力の強化に向け,日米のトップランナーが講演
「現代の複雑な健康問題には単一の学問分野からの研究アプローチは適していない」と切り出したのはDoorenbos氏。多種多様な学問分野から人材を登用する学際的なチームの立ち上げの重要性を述べ,包括的なケアの問題に対して研究する際は,看護師がチームの先導となり得る人材であるとの見解を示した。
続けて氏は,日々の臨床研究デザインについても発想の転換をすべきだと訴えた。氏が推奨する実際的臨床試験(...
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