救急医療の裾野を広げるSMAQの取り組み(村岡健太)
寄稿
2019.12.09
【視点】
救急医療の裾野を広げるSMAQの取り組み
村岡 健太(日本救急医学会 学生・研修医部会(SMAQ)代表/昭和大学藤が丘病院臨床研修薬剤師)
2019年4月,日本救急医学会に「学生・研修医部会」が立ち上がりました。Student and resident Medical Alliance for QQの略で「SMAQ」という愛称で活動を行っています。この組織は,「救急医療に興味のある学生・研修医に能力向上の場を提供すること」を理念に置き,学生・研修医がニーズに合ったイベント等を自ら発案し,日本救急医学会の「学生・研修医部会運用特別委員会 」(以下,特別委員会)の医師がその活動をサポートする体制です。
そもそもこの部会の設置以前は,特別委員会が日本救急医学会総会における「学生・研修医セッション」の運営,「全国医学生CPR選手権大会(現:BLS選手権大会)」や「臨床研修医・医学生のための救急セミナー」の開催など,学生や研修医に向けたイベント運営を担ってきました。
こうした活動は順調に進んでいたものの,より多くの参加者を募ることができるような発展的継続を見据えた活動を行うには「学生や研修医たちのニーズをさらに取り入れるべきでは」との声が学会内で上がりました。そこで,2018年4月,救急系部活動を主導した経験を有する学生や研修医を集めてワーキンググループを結成し,アンケート調査やビデオ会議によるヒアリングなど,1年間に及ぶニーズ調査を行い,SMAQの立ち上げに至りました。
学生・研修医の能力向上をサポートする
SM...
この記事はログインすると全文を読むことができます。
医学書院IDをお持ちでない方は医学書院IDを取得(無料)ください。
いま話題の記事
-
医学界新聞プラス
生命の始まりに挑む ――「オスの卵子」が誕生した理由
林 克彦氏に聞くインタビュー 2026.01.16
-
ピットフォールにハマらないER診療の勘どころ
[第22回] 高カリウム血症を制するための4つのMission連載 2024.03.11
-
VExUS:輸液耐性が注目される今だからこそ一歩先のPOCUSを
寄稿 2025.05.13
-
2024.01.01
-
新年号特集 認知症と共に生きる カラー解説
認知症と社会をめぐる歴史的変遷寄稿 2024.01.01
最新の記事
-
対談・座談会 2026.05.12
-
生涯を通じて女性のQOLを維持・向上する
産婦人科4本目の柱「女性医学」対談・座談会 2026.05.12
-
Sweet Memories
揺れながら進む,あなたの一歩に意味がある寄稿 2026.05.12
-
デジタル撮像とAIが切り拓く,細胞診の新たな地平
新田 尚氏(株式会社CYBO 代表取締役社長)に聞くインタビュー 2026.05.12
-
そのとき,研修医と指導医は何を考えているのか
麻酔科における「時間の流れ」と「思考の進め方」寄稿 2026.05.12
開く
医学書院IDの登録設定により、
更新通知をメールで受け取れます。