標準医学シリーズ 医学書院eテキスト版 使ってみてどうですか?
書評
2019.03.11
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標準医学シリーズ 医学書院eテキスト版
使ってみてどうですか?
先生方・学生さんからの声
基礎科目から臨床科目まで幅広いタイトルを備え,医学生から高い評価を得てきた「標準医学シリーズ」の電子版,「医学書院eテキスト版」のユーザーが増えています。指導医の先生方と現役の学生さんのそれぞれから,実際に使用いただいた感想や,普段の学習にどう活かしているか,伺いました。
膨大な情報量の教科書を持ち歩き,検索できる
時代の変遷を感じさせる,電子教科書の利便性
医学生の定番が,「唯一の弱点」を克服した
(写真左)志水太郎先生(獨協医科大学総合診療科・教授)
(写真右)森永康平先生(獨協医科大学総合診療科・助教) |
軽快な操作性,電子版ならではの機能も充実
自・他(?)ともに認める,IT 機器を幾つも保有し,実臨床へ柔軟に使いこなす(ことを夢見ている)私であるが,既に存在する有用な医療系アプリや医学系書籍の閲覧アプリと比べて機能に遜色はなく,同等かそれ以上の使い心地だ。一冊一冊の情報量が相当あるので,アプリ自体が重かったり,すぐにフリーズしてしまうんじゃないか? と密かに危惧していたが,それも杞憂であった。ページのめくりは軽快で,電子機器ならではの,ジャンプ機能のついた目次や検索機能はやはり非常に有用であり,膨大な情報の中から目的となるパートにシームレスに到達することができる。
インターネットのブラウザのようにタブで幾つもの『標準〇〇学』を同時に開いておくことができ,本の間を容易に行き来できるのもよい。紙媒体のメリットとして,書き込みが容易にできるというのがあったが,しおり登録,そしてなんと手書きでのメモ機能も実装しておりこちらに関してもアナログに迫る勢いだ。
総括すると標準シリーズを5冊,10冊とタブレットにいれて持ち歩くことができ,同時に検索,参照しながら,試験勉強やレポート作成に勤しむことができるわけである。試験前の図書館保有の標準シリーズ争奪戦や,机の上に何冊も同時に標準シリーズを広げて起こっていた悲しい諍いは今後はなくなっていくのだろう。時代の変遷を感じる。
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机の上でたくさんの教科書を積み上げて勉強していたのも,過去の話になりつつある |
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同時に複数の教 |
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