DDS研究が開くがん治療の未来
寄稿
2019.01.07
【特集】
DDS研究が開くがん治療の未来
松村 保広(国立がん研究センター/先端医療開発センター新薬開発分野分野長)=監修
医学の父,ヒポクラテスは「本当に良い薬は,効いてほしいところだけに効く薬である」と書き残したという。この発想を突き詰める領域がDDS(Drug Delivery System)研究だ。薬物の効果の最大化と,副作用の最小化という究極的な理想の実現には,疾患部位にだけ薬物を届ける工夫が欠かせない。
時に副作用が重大な問題となりやすいがん薬物療法では,臨床と医薬品開発の両面からDDS研究の進展が待ち望まれる。本特集では,医学,薬学,工学など多分野の知見を融合した最先端のがんDDS研究から,がん治療の未来を展望する。
【関連記事】
・[カラー解説]がん治療の発展とDDS(松村保広)
・[座談会]異分野融合の先に広がるがんDDS研究の展望(松村保広,西川元也,西山伸宏,我妻利紀)
・[寄稿]新たながん治療法開発への期待(濱口哲弥,中村孝司,羽場宏光)
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