医学界新聞

2018.11.26



日本看護学教育評価機構始動


日本看護学教育評価機構代表理事の高田早苗氏
 高等教育機関における看護学教育の質保証をめざし,日本看護学教育評価機構(Japan Accreditation Board for Nursing Education;JABNE)が10月15日に日本看護系大学協議会(以下,JANPU)により設立された。11月5日に日赤看護大広尾ホール(東京都渋谷区)で開催された記念講演会の模様を報告する。

看護学教育の質保証への決意を胸に

 開会のあいさつでJANPU代表理事の上泉和子氏(青森県立保健大)は,看護系大学数が30年で25倍に増え,人材育成,研究開発,地域貢献への成果が示されてきたと振り返った。JANPUは教育の質保証のため,2002年より分野別評価に向けた取り組みを開始。今年6月に「看護学士課程教育におけるコアコンピテンシーと卒業時到達目標」を公表した。氏は,「JABNEの設立により評価システムが整い,看護学教育の質向上の基盤がそろった」と,JANPU,JABNEの協働に期待を示した。

 最初に講演した文科省高等教育局医学教育課の荒木裕人氏は,看護学分野における教育の質保証制度を,先行する医...

この記事はログインすると全文を読むことができます。
医学書院IDをお持ちでない方は医学書院IDを取得(無料)ください。

開く

医学書院IDの登録設定により、
更新通知をメールで受け取れます。

医学界新聞公式SNS

  • Facebook