慢性低ナトリウム血症への積極的介入を(第21回日本病態栄養学会の話題から)
2018.02.05
慢性低ナトリウム血症への積極的介入を
第21回日本病態栄養学会の話題から
山田祐一郎会長 |
慢性低Na血症から骨粗鬆症,歩行障害,認知機能障害に
電解質異常症で最も頻度が高いのは低ナトリウム(Na)血症である。従来,急性低Na血症の場合は中枢神経症状を呈し重症化すれば死に至るため積極的な介入をするのに対し,慢性低Na血症の場合は治療介入せずに経過観察とされることも多かった。しかし近年になり,無症状あるいは症状が比較的軽度の慢性低Na血症の場合であっても,転倒・骨折やQOL低下,生命予後の悪化につなが...
この記事はログインすると全文を読むことができます。
医学書院IDをお持ちでない方は医学書院IDを取得(無料)ください。
いま話題の記事
-
医学界新聞プラス
[第1回]心エコーレポートの見方をざっくり教えてください
『循環器病棟の業務が全然わからないので、うし先生に聞いてみた。』より連載 2024.04.26
-
医学界新聞プラス
[第2回]アセトアミノフェン経口製剤(カロナールⓇ)は 空腹時に服薬することが可能か?
『医薬品情報のひきだし』より連載 2022.08.05
-
医学界新聞プラス
[第1回]ビタミンB1は救急外来でいつ,誰に,どれだけ投与するのか?
『救急外来,ここだけの話』より連載 2021.06.25
-
医学界新聞プラス
[第3回]冠動脈造影でLADとLCX の区別がつきません……
『医学界新聞プラス 循環器病棟の業務が全然わからないので、うし先生に聞いてみた。』より連載 2024.05.10
-
医学界新聞プラス
[第4回]深部感覚障害には,どのように感覚入力をするのですか?
『回復期リハビリテーションで「困った!」ときの臨床ノート』より連載 2022.06.17
最新の記事
-
#SNS時代の医療機関サバイブ 鍵を握る広報戦略にどう向き合うべきか
鍵を握る広報戦略にどう向き合うべきか対談・座談会 2025.06.10
-
対談・座談会 2025.06.10
-
Sweet Memories
うまくいかない日々も,きっと未来につながっている寄稿 2025.06.10
-
寄稿 2025.06.10
-
複雑化する循環器疾患患者の精神的ケアに欠かせないサイコカーディオロジーの視点
寄稿 2025.06.10
開く
医学書院IDの登録設定により、
更新通知をメールで受け取れます。