医学界新聞

2017.09.11



第39回日本POS医療学会開催


岩﨑榮氏
 第39回日本POS医療学会(大会長=聖路加国際大・渡邉直氏)が8月19~20日,「地域包括ケアの時代における診療記載のあり方――今こそPOSの精神を,あらためて」をテーマに,上原記念ホール,他(東京都豊島区)にて開催された。

 POS(Problem Oriented System)は,患者の持つ健康上の問題を明確にすることで全人的なケアをめざすための方法論であり,診療記録,監査,修正の3段階からなる。POSの提唱者であるL. L. Weed氏が今年6月に,さらに,日本におけるPOSの伝道師である日野原重明氏が今年7月に逝去したことを受け,二人をしのぶ大会となった。

POSの精神の伝承とさらなる発展を決意

 渡邉大会長の開会あいさつに引き続き登壇したあべ俊子衆議院議員は,「看護記録の標準化について」と題して特別講演を行った。現場の看護師が,7対1看護や看護必要度算定のための記録,さらには看護診断...

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