第23回日本看護診断学会開催
2017.08.28
第23回日本看護診断学会開催
任和子大会長 |
患者像に名前をつけることが「レッテル貼り」にならないために
看護診断や精神医学では,患者の日常的な振る舞いや気持ちに診断名をつける。医療者の共通言語である専門用語を用いることにより,カンファレンスなどでの効率的な情報共有が可能となる。
講演の初めに村井氏は,「専門用語は現代の医療に不可欠」とした上で,「専門用語による名づけにはデメリットもある」と述べた。それは,異なる悩みを抱えるさまざまな患者の状態を「抑うつ気分」などと一括すると,「一人の人間としての患者」への関心が失われてしまうからだという。氏は,こうしたデメリ...
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