医学界新聞

2017.07.31



第20回日本医薬品情報学会開催


望月眞弓大会長
 第20回日本医薬品情報学会(大会長=慶大・望月眞弓氏)が,7月8~9日に慶大(東京都港区)にて開催された。本紙ではシンポジウム「医薬品添付文書の記載要領改正の内容と業界及び医療現場からの考察」(座長=日本病院薬剤師会・遠藤一司氏,医薬品医療機器総合機構・高松昭司氏)の模様を報告する。

添付文書記載要領改定を,行政,企業,医療現場はどう見るか

 医療用医薬品添付文書は医薬品医療機器等法に規定された製品説明書で,医師・歯科医師・薬剤師に向けた情報提供文書として製薬企業が作成する。現行の形式は1997年の通知を元にしているが,「原則禁忌」「慎重投与」などを廃止し,「特定の背景を有する患者に関する注意」が新設されるなどの通知が2017年6月に発出され,2019年4月より5年間をかけて新様式に移行する。

 初めに登壇した大久保貴之氏(厚労省)は厚労科研「医療用医薬品の添付文書の...

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