医学界新聞

2016.07.04



第17回日本言語聴覚学会開催


瀧澤透学会長
 第17回日本言語聴覚学会が6月10~11日,瀧澤透学会長(京都府言語聴覚士会会長/京都光華女子大)のもと,ロームシアター京都,他(京都市)で開催された。「コミュニケーション 知と技の融合――そうだ,学会へ行こう」をテーマに開催された今回,約2800人が参加した。本紙では,シンポジウム「学校とSTの関わりについて」(座長=らく相談室・山崎祥子氏)の模様を報告する。

相談相手となることが教員との連携の鍵

 シンポジスト登壇に先立ち,高井小織氏(京都光華女子大)が京都市立小学校での言語・難聴通級指導教室と言語聴覚士の連携の現状を報告した。調査対象の通級担当者25人のうち,約7割は言語聴覚士と連携を取っており,言語聴覚士を講師とした研修会が2年間で12回,民間主催の研修会も6か月で4回行われたが,さらなる連携が求められていることを明らかにした。

 続いて登壇したのは岡崎宏氏(医療専門学校水戸メディカルカレッジ)。特別支援教育の推進に関する中央教育審議会...

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