ナラティブ・メディスン・ワークショップ開催
2015.08.24
物語共有のプロセスを体験
ナラティブ・メディスン・ワークショップ開催
【関連記事もご参照ください】
[講演録]ナラティブ・メディスン
写真 ワークショップの模様 |
WSの目的は,シャロン氏の提唱するNMの3つの領域,attention(配慮),repres-entation(表現),affiliation(参入)を知り,NMの基礎理論と原則に実際に親しむこと。用意された絵画,小説,音楽に触れながら,氏の問いに対し3人1組のグループがディスカッションを行い発表する形で進められた。特に時間が割かれたのは,本WSの着想を得たという村上春樹氏の小説『色彩を持たない多崎つくると,彼の巡礼の年』(文藝春秋)を用いた演習。200-800文字ほどの文章を5つ精読した。
「『死の間際』の印象について3分間で書き,グループで発表してください」。氏は,同小説の第3章に記された言葉「死の間際」に着目し,参加者にこう促した。ディスカッションを終えた参加者からは「左脳で言語化されることと,右脳で感じていることが共鳴した」「死に対する考えがグループ内で一致し驚いた」などの声が上がった。氏は「自分が記述しているからこそ,隣の人が読み上げる声を心して聞くようになり,物語の共有が生まれ...
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