医学界新聞

2013.10.21

第39回日本看護研究学会開催


石井範子会長
 第39回日本看護研究学会(会長=秋田大・石井範子氏)が「看護の質を支える看護職の健康」をテーマに,8月22-23日,秋田県民会館(秋田県秋田市)ほかにて開催された。本紙では,シンポジウム「看護職の生活の質を豊かにする働きかた」(座長=慈恵医大・田中幸子氏,秋田大病院・高島幹子氏)のもようを報告する。

◆夜勤のリスクに対し,どのような対策を講じるか

 はじめに登壇した緒方泰子氏(東医歯大大学院)は,米国のマグネット病院に共通する組織特性を反映して開発された尺度「PES-NWI」を用い,都内5病院の常勤看護師1067人に対し,職場環境の在り方について調査した結果を報告した。「就業継続意向」は「看護管理者のリーダーシップ」に左右され,「離職率」は「病院全体の業務における看護師の関わり」や「ケアの質を支える看護の基盤」が関連する。「個人的達成感」は,「人的資源の適切性」「病院全体の業務における看護師との関わり」が要因となり,組織の意思決定への看護師の参加,看護部から個々の看護師へ

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