医学界新聞

2013.08.26

がん患者の“外見”の問題を支援


支援センターの説明を行う野澤氏。“隠す”ことを意識せずに試着を楽しめるよう,約60個のウィッグの中には,ピンクや金髪など派手なものもそろえる。
 がん治療が進歩し,「どれだけ生きるか」より「どのように生きるか」を考える時代になりつつある。社会生活を送りながら治療を続ける患者も増えたが,治療過程で生じる脱毛やむくみ,爪の変質など外見の変化が苦痛をもたらしたり,ライフイベントに支障を来す例も多い。しかし,そうした外見の変化への予防やケア,その影響についてはエビデンスの集積段階にあり,がん診療連携拠点病院でも多くが手探りで支援している状況だという。

 そのよ

この記事はログインすると全文を読むことができます。
医学書院IDをお持ちでない方は医学書院IDを取得(無料)ください。

開く

医学書院IDの登録設定により、
更新通知をメールで受け取れます。

医学界新聞公式SNS

  • Facebook