医学界新聞

2013.06.17

ACP日本支部総会2013開催


福原俊一会長
 米国内科学会(American College of Physicians;ACP)日本支部総会が5月25-26日,福原俊一会長(京大・福島県立医大)のもと,京都大学百周年時計台記念館(京都市)にて開催された。本会は実践的な内容の教育プログラムが企画されており,聴講者同士で議論する時間を取り入れたり,会場の聴講者の発言を促したりと,参加型のワークショップも多数実施された。本紙では,膠原病診療と精神疾患診療をテーマにした2つのワークショップのもようを報告する。

膠原病診療のコツを共有

 ワークショップ「総合内科医が知っておくべき膠原病診療のピットフォール――身体診察から鑑別診断まで」(ファシリテーター=聖路加国際病院・岸本暢将氏,帝京大・萩野昇氏)では,さまざまな症状を示す膠原病患者への身体診察のコツ,膠原病診療の診断過程が共有された。まず,高杉潔氏(道後温泉病院)が,関節炎が疑われる患者に対する頸椎,肩,肘,膝など各関節の触診のポイントを解説。「局所解剖を理解した上で,自らの手指で確認することが重要」と述べる氏は,関節所

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