医学界新聞

2013.03.25

第3回日本看護評価学会開催


シンポジウムのようす
 第3回日本看護評価学会(理事長=藍野大・菅田勝也氏)が,2月27-28日に東大本郷キャンパス(東京都文京区)にて開催された。本紙では,シンポジウム「大学卒業時の学士力を活かす新人看護師研修を考える」(司会=女子医大・佐藤紀子氏)のもようを報告する。同シンポジウムでは,看護基礎教育にかかわる大学教員,新人看護師の研修に当たる看護部長や看護師が登壇し,学士課程を修了した新人職員の研修の在り方が考察された。

“学士力”を活かす方法を議論

 現在,国内にある看護系大学は209校。文科省からは「看護実践能力育成の充実に向けた大学卒業時の到達目標(看護学教育の在り方に関する検討会報告)」(2004年),「大学における看護系人材養成の在り方に関する検討会最終報告」(2011年)が出されるなど,看護基礎教育に対する大学への期待は高い。

 はじめに大学教員の立場から,京都橘大の河原宣子氏がキャリア教育の現状を解説した

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