第5回日本看護倫理学会開催
2012.07.23
第5回日本看護倫理学会開催
シンポジウムのもよう |
価値観の相互理解が倫理的な医療を促進する
最初に登壇した山内典子氏(女子医大病院)は,さまざまな迷いを抱える患者への支援について発表した。氏は看護師の倫理的行為を,「患者の訴えの背景にある本当の要望を汲み,ケアを通してそれに応えること」と定義。看護師にできる支援は,個々の患者にとっての病を知り,迷いに寄り添いながら,患者の尊厳を一緒に取り戻すことと主張した。また,リエゾンナースでもある氏は,患者への支援と同様に,情緒的苦しさを抱える看護師を支援することの重要性も指摘した。
病棟看護師への支援を精神看護専門看護師の立場から発表した江波戸和子氏(薫風会山田病院)は,看護師が倫理的な考え方を身につ...
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