がん医療の次世代リーダーをめざして
2012.04.09
がん医療の次世代リーダーをめざして
パネルディスカッションのもよう |
最初に登壇したOliver Bogler氏(MDアンダーソンがんセンター)は,脳神経外科の教授職と,同センターのGlobal Academic Programs(GAP)の統括を兼務。氏は“メンター”や良きライバルとの出会いが自身のキャリアを育てたと語り,人脈ネットワークや組織整備の大切さを強調。チャンスに対してオープンであること,予期しない困難に遭遇しても,それをチャンスに変えて挑戦することで,新たなキャリアが拓けていくと示唆した。
続いて,American Society of Clinical Oncology(ASCO)理事や世界肺がん学会理事長等を歴任し,がん医療の分野で国際的な活躍を続けてきた西條長宏氏(近畿大)が登壇。氏は「臨床家でも基礎研究やトランスレーショナルリサーチの知識とセンスが必須」であり,同時に「臨床の知識,研究方法論を理解できる基礎研究者の養成も必要」と強調し,基礎と臨床の人事交流の活発化を図るべきと提言した。
基礎研究者の立場からは,佐谷秀行氏(慶大先端医科学研究所)が発言。脳神経外科医からがんの基礎研究の道へ,日本の大学院から米国の研究機関へ,などいくつかの転機を経てきた氏は,必ずや...
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