第30回日本POS医療学会の話題から
論理的な思考に基づくシステムを
2008.03.24
論理的な思考に基づくシステムを
第30回日本POS医療学会の話題から
第30回日本POS医療学会が3月8-9日,岩﨑榮会長(NPO法人卒後臨床研修評価機構)のもと,東京都豊島区の上原記念ホールにて開催された。今回のメインテーマは,「POSを究める――医療の質向上と医療安全を目指す」。中村定敏氏(小倉第一病院)による記念講演,POS医療認定士のためのワークショップなどのほか,関連学会との情報共有を図るために日本クリニカルパス学会,日本診療録管理学会からも演者を迎えた。また,会場では第1回(1979年)から29回までの日野原重明氏(聖路加国際病院)による会頭講演をすべて収録した特別記念誌が配布された。本紙では,日野原氏による第30回会頭講演のもようを報告する。
「よい医師は,よい足趾(good tracks)を残しており,また,よい足趾を見れば,医師のよさがおのずとわかる」(J.W.Hurst)――。米国のL.Weed, J.W.Hurstらによって開発されたPOS(Problem Oriented System:問題志向型システム)。その理論と方法をわが国に初めて紹介したのが,日野原氏の著書『POS――...
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