患者のQOLを高める医療のための臨床解剖学(大谷修)
寄稿
2007.10.08
【視点】

患者のQOLを高める
医療のための臨床解剖学
大谷修(富山大学医学部・大学院医学薬学研究部 解剖学教授)
2007年7月7日,富山全日空ホテルで第11回臨床解剖研究会が開催されました。全国から163名の解剖学者,放射線科や外科系の医師・研究者,および授業の一環(選択)として富山大学医学部2年次生(46名)が参加しました。特別講演2題,教育講演1題,指定講演5題,一般演題36題の講演が行われ,内視鏡下手術,再建医学,血管系の画像解剖学,解剖所見から考える外科治療戦略,センチネルリンパ節,肛門管の解剖・生理等について発表と討論が展開されました。
伊熊健一郎先生(健保連大阪中央病院・婦人科)は,腹腔鏡下の手術が普及し,患者のQOLを飛躍的に高めることもできるようになっているが,内視鏡下手術をするためには十分な解剖学の知識が必要であり,熟練することも重要であること,わずかのミスでも重大な医療事故をもたらすことがあることなどを,20数年間の経験をもとに,要...
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