訪問看護と介護 Vol.29 No.1
2024年 01月号

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高齢者にとって低栄養状態は健康問題に直結します。
高齢者に低栄養が起こる背景には、「食事の提供量が少ない」「食事の準備ができない」などの理由でエネルギー摂取が不足している状況とともに、疾患による炎症反応でエネルギー消費量が増加しているといった状況が絡み合います。
そのため、「摂取しているエネルギー/たんぱく質が減ったからその量を増やす」という素朴な方法論だけでは有効な一手となり得ません。その人の病態・病状に注目し、栄養不足に陥るまでのロジックを解明した上で手立てを講じる必要があります。
本特集で注目するのがその部分です。
「低栄養と病態とを関連づけてアセスメントすることで看護課題を浮上させ、ケアを組み立てる」。
これを訪問看護師が担うべき役割として取り出し、事例とともに提示します。
低栄養を疑われる人を前にしたとき、どのように問題を捉え、打開策を講じるか。そのヒントと可能性を示す特集です。

ISSN 1341-7045
定価 1,650円 (本体1,500円+税)

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特集 「低栄養」打開の鍵は、多角的な栄養アセスメント──低栄養と病態を結びつけ、ケアに活かす!

■レクチャー
居宅療養高齢者の栄養状態の現状と、そこにどう介入するか
佐々木淳

訪問看護で必要な多角的な栄養アセスメント──低栄養と病態のつながりを見る視点
清水奈穂美

■低栄養×病態 実践報告
①パーキンソン病の人へのアプローチ
茨木あづさ

②不安定な肝性脳症の人へのアプローチ
坂本由規子

③褥瘡のある人へのアプローチ
朝倉之基


■特別記事
なぜ訪問看護が「腹膜透析」をみられるとよいのか
片岡今日子


●生活の輪郭・7
大河を渡る人
尾山直子

●在宅ケア もっとやさしく、もっと自由に!・160
地域の食支援の新たな形──永源寺診療所の取り組み
秋山正子

●新米マネジャー時代のここだけの話・1
スリッパで頭を叩かれて泣いた日
野崎加世子

●暮らしの手触り・6
「百姓」と地域医療
坂井雄貴

●“日常使い”の在宅の医学・3
呼吸困難──「急に」悪くなったものは「直ちに」対応しよう
安池純士/佐々木淳

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