医学界新聞

2015.07.20



模擬「地域医療構想調整会議」開催


池田琢哉氏
 2015年5月24日,鹿児島県医師会館(鹿児島市)において,模擬「地域医療構想調整会議」が行われた(弊社発行雑誌『病院』主催)。団塊の世代が75歳以上となる2025年に向けて,あるべき医療提供体制を実現するための地域医療構想の策定が,各地域でまさに進行中である。2015年3月に厚労省が発表した「地域医療構想策定ガイドライン」の中で,地域医療構想調整会議(協議の場)を設けることが求められているが,これをどのように行うべきか,対応に苦慮する関係者も多いことが予想される。

 そこで,この会議の実際を具体的にイメージすることを狙いとして,模擬調整会議の試みが行われた。モデル地区として鹿児島県姶良・伊佐地区を取り上げ,司会の池田琢哉氏(鹿児島県医師会会長)をはじめ郡市医師会会長,病院代表,県担当者などの関係者が協議。各担当者がそれぞれどのような役割を担うべきかが示された。また学識経験者として厚労省「地域医療構想策定ガイドライン等に関する検討会」委員である松田晋哉氏(産業医大公衆衛生学)が医療提供体制の現状に関するデータ分析を行い,地域の諸課題を指摘した。

*この模擬調整会議の全文は,『病院』74巻8号(2015年8月号・特集「地域医療構想策定ガイドラインをどう読み解くか」)に掲載される。

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