精神看護 Vol.28 No.2
2025年 03月号
特集 市販薬オーバードーズ 自力での苦痛緩和と見えにくいSOSに私たちはどう応えるか
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近年、救急搬送の件数も増え、大きな問題になっている市販薬のオーバードーズ。その多くが、若い女性だといいます。
なぜ、増えているのでしょうか。
なぜ、過量服薬してしまうのでしょうか。
本人も周りもかかえきれていない痛みの表出に、「やめなさい」「どうしてそんなことを?」「ダメ。ゼッタイ。」と言ってしまうこと──これは、せっかく出されたSOSを踏みつぶし、その人をさらなる孤立へ追いやることになります。
私たち精神科支援職は、大人は、どう応えたらよいのでしょうか。
ISSN | 1343-2761 |
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定価 | 1,650円 (本体1,500円+税) |
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特集 市販薬オーバードーズ──自力での苦痛緩和と見えにくいSOSに私たちはどう応えるか
市販薬問題が私たちに訴えていること──社会が「毒親」化していないか?
松本俊彦
医療機関はセーフティネットになりにくい?──私たちは、どうあれるのか
松谷典洋
ハームリダクション東京の実践──この社会では、危なくてSOSなんて出せないよ。
ことうごろう
薬物問題ではなく家族全体の困難を読み解き支える
近藤あゆみ
SOSの旗を燃やすのか──販売時確認や規制は、言葉が通じない体験を重ねた未成年たちにどう映るだろう
鈴木大介
OD倶楽部──クリスマス・イブと大晦日
倉田めば
80錠飲んで、生きていく。
屋良朝哉
[座談会]私たちは、どう応えるか──やめろとも言わないし、減らせないかも聞きません。
ダルク女性ハウス(わかこ、俵和子、五十公野理恵子、小宮敬子)
■特別記事
自分の精神科病院入院カルテを開示請求し、読んでみた。──そこから見えてきたこと、考えたこと
松平隆史
『傷の声』──複雑性PTSD、自分を傷つける人の真実を読む
1.衝撃とともに、さまざまなことを考えさせられる本だった
宮地尚子
2.私の「傷の声」も聞こえてきた
星野概念
(公財)せたがや文化財団 生活工房主催セミナー「対話の効能〈わたし〉と〈あなた〉のあわいvol.2」より
修復的正義──対立時に必要なのは、権力ではなく対話ではないか?
編集部
●巻頭イラスト
こいけぐらんじ
●偶然、でくわす精神療法──「いつものケア」からこぼれる小さなセラピー…2
転移が起きねば始まらない。専門性・ステータスをカッコに入れる精神療法
橋本和樹
●もし私が師長になったら 新米管理者のマネジメントストーリー…6
「感情をマネジメントしない」ことの、なんと難しいことよ
山下隆之
●自著を語る(『ストレングスモデル実践活用術 第2版』)
ストレングスモデルの本、第2版は動画付きです。
萱間真美
●たくさんの人の声、集めました!…25
教えて☆精神科OTさん②──皆さん!精神科の作業療法士に「聞いてみたいこと」ありますか?
マツコ、TOKIYAPI、田端恭平、はやしりょうた、Eri Yoshihara、バーサーカー、アディー
●当事者研究のスキルバンク…46
本日の研究者:けんさんと仲間たち
本日のスキル:シン・気心の知れたチームによる心と体のバラバラ現象調整法
べてるの家
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