精神看護 Vol.28 No.3
2025年 05月号

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原因不明の心身不調、疾患の治療・回復を妨げる「うつ」──こうした一見手だてのない問題に対し、今、医療が注目しているのが鍼灸です。
科学の発展によって鍼灸は、「よくわからないけれど効く」ものから「なぜ効くのかがわかる」ようになりつつあります。
本特集では、世界の潮流と心身ケア現場からの実践報告、セルフケアの方法までをご紹介。
精神科訪問看護やリハビリプログラムでも、ぜひ使ってみてください!

ISSN 1343-2761
定価 1,650円 (本体1,500円+税)

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特集 鍼灸は、なぜ「うつ」に効くのだろうか──心身不調改善のツボはここだ!

■現代社会における鍼灸のニーズ
①なぜ今、世界で鍼灸が注目されているのか──研究と臨床の最前線から見える可能性
山本高穂

②精神科臨床で遭遇する身体愁訴と鍼灸の可能性──「原因不明」に対しても「治療的関わり」を減弱させない
中村元昭

③【動画】はじめて知る人のための鍼灸治療──「鍼灸」って何するの? 痛くない? 熱くない?
松浦悠人

■実践報告
①うつ・双極症──身体症状が出やすい抑うつを抱える40代女性への鍼灸治療事例
松浦悠人

②起立性調節障害──不登校の男児への小児はり治療事例
山口あやこ

③慢性疼痛(線維筋痛症)──鍼灸治療とともに「痛み日誌」を導入したところ自分自身の痛みのメカニズムに気づくことができた事例
伊藤和憲

④総合診療領域──「摂食障害(摂食症)」に鍼灸治療を導入した事例
増田卓也

⑤がん治療・緩和ケア──鍼灸治療併用によって、標準治療を再開することができた事例
小内 愛

【動画】①~⑤で紹介したツボのセルフケアとコツ
松浦悠人

■心身ケアの探求
①自分の体験を通じて考える「地域の」鍼灸師の役割
米倉まな

②「心理と鍼灸」両方の臨床をしている立場から見えた鍼灸によるトラウマ改善の可能性
岡田紘未

Column
鍼灸師と精神科医療従事者の相互連携システム APネットワークに参加しませんか?
中村元昭


■特別記事
「反」から「半」へ──当事者研究という静かな革命
松本卓也

ACT-K設立20周年フォーラム
──「ケアする仕事の未来 人がやさしくなる職場や地域のつくり方」報告記事
舘澤謙蔵


●巻頭イラスト
こいけぐらんじ

●偶然、でくわす精神療法──「いつものケア」からこぼれる小さなセラピー…3
ほんで制度による精神療法って何なん?
橋本和樹

●もし私が師長になったら 新米管理者のマネジメントストーリー…7
病棟が動き出した
山下隆之

●たくさんの人の声、集めました!…26
教えて☆精神科看護師さん──作業療法士から看護師に「聞いてみたいこと」ありますか?
マツコ、TOKIYAPI、田端恭平、はやしりょうた、Eri Yoshihara、バーサーカー、アディー

●当事者研究のスキルバンク…47
本日の研究者:真井さん
本日のスキル:有用感向上技法
べてるの家

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