精神看護 Vol.28 No.1
2025年 01月号

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精神症状をいかに見るか(あるいは見ないのか)は、リカバリー時代の精神科における難所と言えます。

「現場では精神症状を的確にアセスメント(査定)する必要があるね」
「じゃあ、症状がなくなれば、回復?」
「それも違いそう……」
「精神症状ばかりに目が行くと、うまく関係性がつくれないよ」
「その人らしさを見なきゃ」
「じゃあ、どうすれば……」

知識を必死でつかみ取ろうとする新人と、手放さないと難しいと語るベテラン。
本特集では、感覚を育てるようにしか得られない精神科医療ならではの見立ての技術論に迫ります。
治療とケア、リカバリーに結ぶ「精神症状」の見かたとは。皆さんに、再考していただきました。

ISSN 1343-2761
定価 1,650円 (本体1,500円+税)

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特集 リカバリー時代の精神症状論──どうやって「その人」を見ながら?

「連合弛緩(まとまりのなさ)」を再考する──〈専門性〉からみたドラマティックな症状学
松本卓也

精神「症状」にこだわらない支援──地域の支援者は「二重見当識」を持とう
高木俊介

CNSはどのように学び、実践応用しているか①──精神症状と聞いて思い浮かぶものが、随分変わった
藤原雅司

CNSはどのように学び、実践応用しているか②──精神症状を知っていたからといって、看護はできないけれど
後藤優子

捉え方が変われば支援が変わる──「わかっちゃいるけど、やめられない、とまらない」という精神症状を「依存症」から「アディクション」へ
松本俊彦

個性について──抽象的な言葉は避けて、言いあらわす努力が大切です。
阿部大樹


■特別記事
共同創造から共同妄想へ──VR/AR技術を活用した幻視・幻聴当事者研究の実践
畑田裕二

■書論
『庭に埋めたものは掘り起こさなければならない』を読んで──わたしの記憶も掘り起こされていった
長嶺真智子


●新連載
巻頭イラスト
こいけぐらんじ

偶然、でくわす精神療法──「いつものケア」からこぼれる小さなセラピー…1
決闘の関係に御用心。遠回りすることの精神療法
橋本和樹


●もし私が師長になったら 新米管理者のマネジメントストーリー…5
やっぱり私には師長なんて無理!
山下隆之

●「身体疾患」治療・ケアのパラダイムシフト…6(最終回)
DNAR指示について考え直す
石田琢人

●たくさんの人の声、集めました!…24
教えて☆精神科OTさん①──皆さん!「精神科で働く作業療法士」って、どんなイメージですか?
マツコ、TOKIYAPI、田端恭平、はやしりょうた、Eri Yoshihara、バーサーカー、アディー

●当事者研究のスキルバンク…45
本日の研究者:亀井さん
本日のスキル:お手紙仲良し作戦
べてるの家

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