保健師ジャーナル Vol.81 No.4
2025年 08月号

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 厚生労働省は2024年2月に「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」を公表し、生活習慣病リスクを高める飲酒量を純アルコール換算で男性1日40g以上、女性20g以上と示した。アルコール健康障害対策基本法に基づく国の基本計画(第2期)および健康日本21(第三次)では、この基準以上の飲酒者割合の減少が重点目標に設定されている。
 続いて同年3月には「健康診断および保健指導におけるアルコール健康障害への早期介入に関するガイドライン」が公表され、2024年度(第4期)から特定健診・保健指導の飲酒量問診項目が変更された。
 本特集では両ガイドラインの理解を深め、保健師がアルコール健康障害の予防にどのように取り組めばよいかのヒントとしたい。

ISSN 1348-8333
定価 1,760円 (本体1,600円+税)

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特集 「適正飲酒」をどうする?──新たな局面を迎えたアルコール健康障害の保健指導

■「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」「健康診断および保健指導におけるアルコール健康障害への早期介入に関するガイドライン」のねらいと保健師の役割
吉本 尚

■ガイドラインを活用した保健師活動の展開──個別支援を中心に
吉岡幸子

■飲酒文化を踏まえアルコール飲料メーカーと連携した北九州市の取り組み
荒牧美香、吉田由紀子

■地域特性を踏まえた志木市の節酒支援
清水裕子、山田美穂、髙橋 薫、川畑真穂


■PickUp
知ってもらいたい、“生まれる”の多様性──NPO法人Fineの「いのちの授業」
野曽原誉枝

■研究
神戸市3歳児健診における屈折検査導入後の視覚スクリーニング精度および検査異常に関連する因子の評価
谷 杏奈、小澤 恵、丸山佳子、三品浩基

■活動報告
大学と介護予防センターの協働による高齢者サロンの活性化に向けた支援──フレイル予防を目的とした“地域すごろく”の開発と実践
市戸優人、小林重人、高田 映、千葉 望

長岡地域の医療的ケア児およびその家族支援の取り組み──小児慢性特定疾病児への個別支援から関係機関と連携した地域での支援
室岡真樹、本田明子


●新連載 ネガティブ・ケイパビリティを学ぼう! 不確かで曖昧な保健活動を支える力・1
ネガティブ・ケイパビリティとは?──保健師に求められる「曖昧さを楽しむ力」
氏原将奈

●明石こどもセンターに学ぶ! 児童相談所保健師の役割と虐待対応・2
児童虐待の理解──子どもの健やかさと虐待による傷付き
稲垣由子、秋末珠実

●命をつなぐ災害復興法学 被災者を支えるお金とくらしの話・7
家計の負担を軽減する知恵──公共料金・保険料の支払猶予や減免支援
岡本 正

●研究室からのメッセージ・194
北海道科学大学 公衆衛生看護学専攻科

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